平成22年上半期(1〜6月)でゴルフ場の経営交代は、ピーク時の3分の1以下、21年(同期)比では11コース減の30コースとなったことが判明した。
過去7年間で見てみると、16年53コース、17年107コース、18年57コース、19年80コース、20年54コース、21年41コースと、22年は経営交代が最も少ない上半期となったことが分かった。
県別では北海道の6コースが最多で、兵庫県3コース、茨城・千葉・熊本・宮崎が各が2コースと続いており、会員制25コース(前年35コース)、パブリック制5コース(6コース)で19都道県に分布。
経営交代の理由や原因は、任意による経営交代(経営見直しによるゴルフ事業の切離し・不良資産処理・ファンド系等の売買)が18コースで60%(前年76%)。
経営交代の方法は、経営会社の株式売買が20コース(前年28コース)、施設の売買が10コース(12コース)、賃貸等よるものは0コース(1コース)に。
法的整理(再生法6コース、更生法と特別精算が各2コース、破産1コース)によるものは11コースで(前年比4コース増)。競売での経営交代は1コースとなった。
また、最近になり閉鎖後に経営者が遁走、会員の権利・義務を切り捨てるコースも出てきており、ゴルフ会員権自体の信頼性が揺らぎつつある。
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