穴吹ハートレイ、更生計画案可決し認可決定に

　更生手続中の（株）穴吹ハートレイは10月31日、更生計画認可決定を受けた。同社は芸南カントリークラブと広島中央ゴルフクラブ（共に広島県）の経営会社で、一般更生債権（会員の預託金含む）については、2回に分けて弁済。確定後3ヶ月以内に1回目の弁済（債権額の40％）、資産換価が終了後に2回目の弁済（10％＋α）を行う予定とのこと。

　両ゴルフ場の預託金は大部分が50万円なので、退会会員の弁済率は預託金の50％以上となる予定だが、継続会員に関しては両ゴルフ場で違うようで、広島中央ＧＣの場合で弁済額の全額が再預託（10年据置）される。

　また、芸南ＣＣの場合は弁済額の20万円を再預託（10年据置）し、残額は弁済される模様。

　ゴルフクラブ会員債権者 各位

　　拝啓

　更生会社穴吹ハートレイは、本日、芸南カントリークラブについて、東京地方裁判所の許可をいただいた上で、株式会社中国新聞文化事業社との間でスポンサー基本契約を締結するに至りましたので、ご報告申し上げます。

　更生会社株式会社穴吹ハートレイは、昨年11 月24 日に東京地方裁判所に会社更生手続開始申立を行い、同年12 月11 日に同手続開始決定を受けた後も現在に至るまで、皆様のご支援の下、従来どおりその主たる事業である広島中央ゴルフクラブ及び芸南カントリークラブの両ゴルフ場の経営を順調に継続しております。

　この両ゴルフ場事業につきましては、スポンサーを選定し、同スポンサーの下で事業を維持・承継させる方針で会社更生手続を進めておりましたところ、本日、芸南カントリークラブについて、上記の運びとなりました。

　今後は、引き続き関係各位の権利調整を図った上で、更生計画案を策定し、東京地方裁判所に提出すべく全力を挙げる所存ですので、引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。

　また、芸南カントリークラブ会員の皆様の具体的権利関係の処遇につきましては、最終的には更生計画案においてご提案させていただくことになりますが、スポンサー基本契約の中で、会員の皆様のプレー権を形式的かつ実質的に保障することをお約束いただいておりますことをご報告申し上げます。

　なお、広島中央ゴルフクラブ及びゴルフ練習場（ドライビングレンジCHUO 19th）につきましても先般ご報告申し上げましたとおり、株式会社アコーディア・ゴルフとの間で既にスポンサー基本契約を締結しております。

　このとおり両ゴルフ場事業につきましていずれもスポンサーが決定いたしましたこと、会員の皆様のご協力に対し、末筆ではございますがあらためて感謝申し上げます。

　敬具

　株式会社穴吹ハートレイｐｄｆファイルより

　平成23年1月4日、広島中央ＧＣ（広島市安佐北区）の経営会社・（株）アコーディアＡＨ34の全株式を、子会社の（株）アコーディアＡＨ12が取得したことを（株）アコーディア・ゴルフが発表。