平成22年4月1日段階・「ゴルフ場保有ランキング速報」では、国内での韓国系ゴルフ場数が41コースと増加傾向にあると報じたが、矢部GC(熊本)や北郷フェニックスCC(宮崎)などが後に加わり、計45コース、882ホールとなったことが判明した。
韓国系45コース中、20コースが九州で、九州のゴルフ場は数233コース(平成21年11月中旬段階)の1割弱を占める。県別では、宮崎県と熊本県が各5コース、長崎県3コース、福岡県・大分県・鹿児島県が各2コース、佐賀県1コースとなっている。
肥後CC(熊本、昭和50年に開場)が、今年4月1日から正式に韓国の「トンガン(東廣)グループ」の傘下に。また、一昨年7月から矢部GC(昭和50年に開場)も傘下になっていたことが判明し、グループ2コース目となった。同グループは韓国で3コースを経営し、中核企業は建設会社の模様。
ちなみに、韓国系企業の第1号は韓国産業洋行で、平成15年7月に米原GC(千葉)を取得し、経営は(株)エイチ・ジェイが行っている。
以降、大河グループなどが進出し、韓国系ゴルフ場数は年代別に、平成16年2コース、17年11コース、18年19コース、19年22コース、20年37コース、21年37コース、今年が45コース(各年の4月1日段階)と増加傾向が目立つようになっている。
日本のゴルフ場を買収する目的については「転売等の投機目的は極めて少なく、グループとしての事業の拡大を目指していると考えられる」と、ゴルフ場M&Aの関係者は話しているという。
|