平成3年〜平成22年3月末までに法的整理を申請した既設ゴルフ場数は累計で800コースを数え、国内の既設ゴルフ場の約3分の1が法的整理を申請したことが判明した。「今年3月18日の中条GC(新潟)経営会社・(株)エーディーエヌが特別清算を申請」までの集計となる。
→経営交代・法的整理ゴルフ場等のまとめ
内訳では、
・民事再生法→532コース
・会社更正法→125コース
・破産→57コース
・和議→45コース
・特別清算→36コース
・会社整理→5コース
と、800コース中の約半数が民事再生法による法的整理となった。
既設ゴルフ場で最初(バブル崩壊後)に法的整理を行ったのは、東相模GC(山梨、現・上野原CC)(平成4年)で、平成12年4月に施工された民事再生法より急増、15年までに300コースを数えた。
上記、「経営交代・法的整理ゴルフ場等のまとめ」でも分かるように、最近になり複数経営する企業の申請も終わり、申請数も減少傾向にあるようである。
しかし、昨今のゴルフ場業界は売上減などから厳しいものがあり、今後も法的整理を申請するゴルフ場は少なからず出てくるものと思われる。ちなみに、前述の800コース中6コースは2度の法的整理を申請しており、同様なケースも考えられる。
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