洋酒のサントリーと山梨日日新聞が共同で建設し、昭和45年10月にオープンした会員制の昇仙峡カントリークラブ(27H、山梨県甲斐市牛句3859、TEL:055-277-7611)の経営会社・(株)昇仙峡カントリークラブの全株式を保有するサントリー(株)は、3月31日の予定で売却することが判明した。
売却先は、ローンスター(LS)グループのスター・キャピタルとスター・プロパティーズの両社で、3月13日に譲渡契約が行われ、パシフィックゴルフマネージメント(株)(東京都、PGM、TEL:03-5776-8800)と運営委託契約が結ばれ経営交代するもの。
サントリーは、響の森カントリークラブ(現・榛名の森カントリークラブ、群馬県高崎市倉渕町権田5344)やハワイに系列ゴルフ場があったがすでに売却、「ゴルフ場の経営環境は厳しい中、スムーズに経営を行うには、経営の専業会社に任せることだと判断した」と説明している(同社系列のゴルフ場はゼロに)。
一方、米国投資ファンドのLSグループは、平成12年10月に伊藤忠商事系列のフォレス卜三木GC(兵庫)を買収し、日本のゴルフ場経営に初参入した後も、STT、地産等を法的整理などで次々に取得してきた。
PGMグループを立ち上げた後は、取得したゴルフ場を順次PGMに売却し、建設中だった小倉山CC(18H計画、千葉)を第三者に売却後、LSグループ系列ゴルフ場はゼロになっていた。昇仙峡CCもPGMグループに譲渡するものと思われる。
尚、経営交代後も同CCの支配人を含む従業員は(株)昇仙峡CCに所属し、総支配人を派遣することになるという。同CCの昨年の入場者数は約4万2000人、売上高は約5億1000万円となっている。
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平成24年5月18日、経営会社・(株)昇仙峡カントリークラブが民事再生法を申請
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