弊社でも毎月、「ゴルフ会員権の相場動向」を掲載しているが、会員権相場は今年に入っても下げ止まらず、関東ゴルフ会員権取引業協同組合(KGK、毎週金曜日に単純平均相場及び主要150コース動向を公表)発表の2月6日現在の単純平均値が315コースで203・7万円となり、平成5年5月26日単純平均値発表以来の最安値(204万円、平成15年6月26日現在)を更新した。
→ ゴルフ会員権相場の動き(グラフ)
平成成5年5月当時は、バブル経済崩壊後にも関わらず単純平均相場は1384万円を付け、同年6月17日には1396万円の最高値を記録したものの、その後は下落の一途を辿り、12年10月に最高値の4分の1にまで値を下げた。
その後、平成13年7月26日に300万円割れとなり、以降200万円台で推移し、15年6月に204万円の最安値を付け、それ以来は景気回復に連動する形で上昇に転じ、18年10月19日に343・5万円まで回復していた。
しかし、皆さんもご存じのサブプライム問題やリーマンショックなどによる世界金融危機の煽りを受け、株価も大暴落、20年8〜11月に15週連続値下げを記録、今年に入っても下落傾向に歯止めがかからない状況が続いている。
このまま行けば、更に200万円の大台を割り込む可能性も出てきており、先行きが心配である。弊社及び他社のゴルフ会員権業者に話を聞いても、取引件数が年々減ってきていると言い、全く困ったものである。
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