(株)アコーディア・ゴルフ(東京都渋谷区、TEL03-6688-1500)は、グループ17コースで「ワンウェイ方式の1ラウンドスループレー」を試験的に導入している。
土・日祝日限定や金曜日などゴルフ場によって異なるが、東北地区は福島CC(福島県)、おおさとGC(宮城県)など4コース、関東地区はセントラルGCNEWコース(茨城県)や秩父国際CC(埼玉県)など9コース。
関西は万壽GC(奈良県)と川西GC(兵庫県)の2コース、九州地区は福岡フェザントCC(福岡県)など2コースとなっている。規模は水戸GC(茨城県)が36ホールで、他は全て18ホール。
導入理由についてアコーディアでは、「多様化する客のプレーバリエーションへの要望に対応する」、「コース設計者が1番ホールから18番ホールまで順番に回るように意図して設計している」などと説明している。
この試験導入の結果が良ければ、今後は順次グループの他コースでも導入する考えだ。
ちなみに、スルーを先行して採用したのは、東那須CC(栃木県)で今年2月から。同コースの場合は欧米並みに徹底したスルーを実施している。
金曜日、レストラン営業を原則中止し、ハーフプレー終了後はキャディマスター室前に設けたスナックショップで、軽食(うどん、おにぎり、ホットドック等)やソフトドリンク、ビール等を飲食できるようにした(もっとも、3組以上のコンペでホールアウト後にパーティの希望があれば、レストランを開放)。
このようなプレースタイルの採用で、これまでに1日最大90組近く受け入れたこともあるという。現在のトップスタート時間は午前5時。
一方、秩父国際CCは6月2日から土・日祝日に一部のスタート時間でスループレーを開始した。早朝や遅い時間にスタートする組をスルーにしている。その他の組は従来通りのプレーで、レストランも営業する。
そのゴルフ場の立地条件やクラブライフの状況を加味しながら、スルー営業もいくつかのバリエーションを設けている。
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