3月6日の発表で、東急電鉄グループの伊豆急不動産(株)(福島泰彦社長、静岡県伊東市八幡野1151、TEL:0557-53-1119)は、稲取ゴルフクラブ(昭和39年開場、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3337、TEL:0557-95-2311)の経営会社・(株)伊豆急スポーツセンター(福島社長)を含むレジャー4施設の経営株全部を今年5月中に加森観光(株)(加森公人社長)に売却することが判明した。
加森観光(株) URL=http://www.kamori.co.jp
譲渡する3社及び施設(譲渡価額は未公表)は、
・(株)伊豆急スポーツセンター(資本金5000万円、従業員は社員・嘱託・臨時含め計81名)
・(株)伊豆バイオパーク(動物園・遊園地事業、従業員42名)。
・(株)伊豆急マリン(遊覧船事業、従業員20名)
・ルネッサ稲取高原(スポーツ施設、従業員14名)
関連する保有資産を同不動産が(株)伊豆バイオパークに譲渡し、経営権を移す
同施設は平成17年4月に伊豆急行(株)から独立し、伊豆急不動産(株)が継承したもので、今回は、
加森観光サイドから事業譲り受けの申し出があったようで、同観光の全国でのリゾート再生や観光
施設運営の実績、雇用継続等の観点から、3月6日の契約締結に至ったという。
合意内容は、
@ 会社商号及び施設の名称に「伊豆急」は使用しない、
A 雇用の継続及び賃金水準の維持、
B 譲渡後の投資は未定、
稲取GCは、平成2年に9Hを増設し36H規模となった折りに、法人会員(4名記名)1億7000万円(預託金1億5000万円)で募集を行ったこともあるが、大半の会員(1856口)は19万円額面。株式の売買による経営交代のため会員の権利(預託金)・義務の変更はない。
ちなみに、加森観光は今年2月1日付けで北海道のオリカゴルフ&リゾート(平成18年9月4日、経営会社・(株)ヒムが民事再生法を申請)を傘下に収め、グループゴルフ場は現在12コース(北海道10、岩手県2)、”雪が降らず年中営業できるゴルフ場は初めて”と期待しているという。
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