昭和36年開場で会員制の浜名湖カントリークラブは、風力と太陽光の発電事業に取り組み、このほど基礎工事などを開始した。
同CCによると、風力が1000キロワット、太陽光が17キロワットの発電能力があり、年間では風力で191万キロワット、太陽光で2万2000キロワットの電力を生み出す計画。この電力を自家消費するとともに、余剰電力を中部電力に売る。
クラブハウスの東側のナーセリーのある場所に、直径60メートルの風車(三菱重工業)を1基(高さ100メートル弱)建設して風力発電、駐車場の屋根の部分にはソーラーパネルを設置して太陽光発電を行う。
風車は来年2月完成だが、ソーラーパネルの工事は今年2月中には完成し、3月にも電力供給を開始する。総事業費は約2億5000万円で、資源エネルギー庁から約6800万円の補助金が出る。
電力事業について、同CCは「年間約1600万円となる電気代を節約できる。また、金融利子が低率なので自己資金を活用するために取り組むことになった」と説明している。もっとも、投資資金を回収できる状態になるのは概ね17年後になるという。
同CCはコースにも積極的に投資しており、一昨年からコウライ1グリーンをベント1グリーン(芝種はG-3)に改修する工事を行っている。散水・排水を含む大掛かりな改修工事のため、9ホールずつ閉鎖して行っており、今年1月9日から最後に残った中コースを閉鎖して工事じに入った。
完成は9月末で、10月1日から27ホールの通常営業に入る。このベント化の工事にも2億円はかかるという。
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