平成18年3月に経営交代した浜田カントリークラブ(昭和40年開場、18H、島根県浜田市長浜1621、TEL0855-27-0547、経営=浜田観光(株)、安達精治田代表取締役)は、営業強化を目指し、5月から営業を続けながらコースのホール組み換えやハウス女性施設の拡充など大幅なリニューアル工事を行っている。
コースは、景観を楽しみながら女性やシニアでも楽しくラウンドできる”エンジョイゴルフ”をコンセプトに、2期に分けて改造工事を行う。
今年はアウトコースに着手、2〜6番ホールの順番を逆(2番を6番に、3番を5番に等)にするほか、8番ミドルホールをショートに変更するとともに9番ホールを8番よりに移し、移設跡地に大型バスが通れるほどの進入路や、練習場、アプローチ練習場、子供も遊べる公園施設などを建設する。
ホールの組み換えにより、2〜6番はこれまでの打ち上げから日本海を見ながらの打ち下ろしになるが、4番ホールについては、島根県の指定文化財にも指定され世界的にも珍しいとされる”黄長石霞石玄武岩”の岩盤を活かすため、それに向かっての打ち上げになるという。
ハウスは、倉庫や休憩室、キャディ室などの従業員スペースを潰して、女性専用のロッカールーム、浴室の拡充工事を行っている。この拡充により、ロッカーは従来の倍の80台、浴室は6〜7人使用できる浴槽(従来は2〜3人)を設置するとともに、外の景色も楽しめるようにする。同工事は7月一杯で完成する。
これらの工事の他にも、クラブハウス近くにログハウスタイプの宿泊施設10棟(最大100名収容可能)の建設も計画、リゾート事業にも力を注いでいくとしている。
浜田CCを経営する浜田観光(株)は、安達氏が今年2月17日開催の株主総会で代表取締役に就任するとともに翌3月に同社株式90%超(当時筆頭株主だった山根敏伯前社長保有の株式40%も含む)を取得したとしている。
安達氏は同ゴルフ場がある浜田市の出身で、JR高崎駅前でホテルを経営するとともに、早稲田大学客員教授でもある。一時期ではあるが、サザンクロスCC(18H、静岡)を経営する(株)サザンクロスの社長も務めた。
浜田CCによると、昨年12月決算では売上高が1億円を割り込むなど経営難が続いたが、今後は黒字転換を目指す考えという。入場者目標は当面”1ヶ月当たり1500〜2000人”としている。
↓↓↓ 平成26年5月21日追加
平成26年5月20日、浜田G&CRの経営会社・浜田観光(株)が自己破産を申請
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