リゾートソリューション(株)(東証一部上場、旧・ミサワリゾート、東京都新宿区)は、平成18年4月1日から昭和50年開場の作州武蔵カントリー倶楽部(27H、岡山県美作市大町878、TEL0868-77-0153)と隣接のホテルの運営を受託する。
同CCを経営するハリマ観光の親会社で、東証・大証一部上場のハリマ化成(株)(長谷川吉弘社長、大阪市)が3月8日に発表した。
同発表によると、両施設は連結子会社のハリマ観光が経営していたが、「昨今のレジャー需要の多様化、ゴルフ人口の減少等により、現状のままでは収支改善が困難と想定される」として、全国規模でゴルフ場・ホテルを運営しているリゾートソリューションへ運営を委託するとしている。
委託の方法は賃貸方式とし、今後、ハリマ観光は利益に連動した賃貸料を受け取って、資産の保有コスト及び設備投資のみを負担することになり、経営に関する業績悪化の影響が一切なくなるとしている。
作州武蔵CCでは「これまで親会社の支援を受けてきたが、今後は親会社も本業に専念できる。総支配人がリゾートソリューションから派遣される以外は従業員も従来のまま、会員の処遇も従来通り」と話している。
作州武蔵CCの会員数は約300名と少なく、ゴルフ場で3万9千人、ホテルで2万4千人の年間利用者があるが、親会社関係の大阪在住の会員が多く、高齢化していることから会員稼働率が低い(3〜4%)など、集客面でも悩みを抱えていた。
今後はリゾートソリューションのネットワークを活用するとともに、ホテル・ゴルフ場とも温泉を引き入れている点等もアピールして、集客していきたい考えだ。
一方、運営受託するリゾートソリューション(株)は、ゲームメーカーのコナミ(株)(東証一部上場、東京都千代田区)との資本・業務提携を発表した。
コナミは、グループで国内最大規模のスポーツクラブ「コナミスポーツクラブ」を運営しており、リゾートソリューションとの提携で共同での施設開発(ホテル内でのスポーツクラブ開発)や共同運営・委託、双方の会員の相互利用を目指す。
また、リゾートソリューションの第一位株主の野村プリンシパル・ファイナンスからリゾートソリューションの株式20・1%をコナミが取得する。株主変更で、リゾートソリューションは33・31%保有の三井不動産が筆頭株主となり、2位コナミ、3位が12・21%の野村となる。
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平成19年10月15日、ハリマ観光(株)が特別精算開始決定を受ける
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