長財布のキットは何度目かなので、今回はちょっとスタイルを変えてみました。
「外側のファスナーがない~」と喜んでくださる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ふた部分にある程度の硬さをを持たせたかったので、厚紙を入れてみました。縫えるの?と私も最初は思ったのですが、意外とスムーズにミシンが通りました。もちろん手縫いでも大丈夫です。
表側に使用しているのはフランスの素材が多いのですが、織地やトラディショナルな柄を取り入れることで、どちらかと言うとイギリスの雰囲気です。
ふたを開けた時にヴィンテージグログランの深緑とふた裏の華やかなフラワープリントが目に飛び込んで来る、この表布とのギャップが嬉しくて、何度も開けたり閉めたりしてしまいます。
ところで、満月の夜にお財布を振って「月光浴」をさせると金運がアップするという話をご存知ですか? 今日もラジオで満月について話しているときにこの話題が出たのですが、私が知ったのは友人が「眉唾で読んでね」と貸してくれた『長財布の秘密』という本を通してです。
確かに、友人のアドバイス通り、これはちょっと…と思う点もいろいろありましたが、お財布を大切に扱う、中を常に整理してきれいにしておくことには一理あるように思います。
私自身、自分で作った財布を使うようになってから、財布の扱いが確実に丁寧になりました。
布ですから置く場所にも気をつけますし、以前のように隙間にグイっと押し込んでいてはビーズが取れてしまいますので、必ずバッグの中に場所を作ってからそっと入れるようになりました。
そして家に帰ってからはバッグから取り出して中を整理し、ポーチや携帯電話などと共に決まったバスケットに入れます。こうすることでバッグも型崩れをすることがなくなりました。
仕事柄、バッグの中の小物を見せて欲しい、と言われることが時々あり、以前は焦った瞬間もありましたが、今では安心してお見せすることができます。
そして、この習慣は引き出しや本棚、クローゼットの中にも浸透し、結果として自分の持ち物が把握できるようになり、無駄使いが少なくなった、ということは、ゆくゆくはお金が貯まる!?金運アップ?と思いがけないルートでこの本のセオリーに当てはまっている自分を発見したのでした。(残念ながらまだ金運アップの実感はありません…)
この本のお勧め財布の中に「手作り財布」は残念ながら出てきませんが、私的にはこれ以上パワーのあるお財布はないのではないかと思うのです。
自分が苦労して作ったものは大切にするはずですし、何より、人の目に留まります。財布を手作りするという行為自体に驚く人も多くて、その驚き顔を見た瞬間、私は常に心でガッツポーズしてます。
そして何より自分の持ち物、作ったものを褒められた日は一日気分が良くて、パワーもみなぎります。
そのしあわせな気持ちはとてもお金には換算できません。
たかが財布、されど財布、いえ財布に限らず小物もバッグも全てその人の分身です。今年のお月見はこれらひとつひとつを月光浴させてエナジーチャージ、みなさまの吉報をお待ちしています!