腹部大動脈瘤とは、お腹の中心を通る大動脈が、血液の圧力によって膨らみ、最悪の場合、破裂して、亡くなるという恐ろしい病気です。
 
原因は、ほとんどの場合、動脈硬化です。症状は、お腹の拍動ですが、気付かない方がほとんどです。検査は、腹部の超音波(エコー)検査で分かります。
 
治療は、瘤の直径が、それほど大きくなければ、血圧を下げる治療をして経過を見ます。直径が6cmを超えると破裂の危険が、増しますので、そうなる前に手術が必要になります。
手術で、お腹を開けて、人工血管に置き換えます。近年、カテーテルによる治療も可能となっています。
これだと、体への負担も軽く済み、入院期間も短縮されます。

高木クリニック
高木 雄二