西彼杵医師会とは

西彼杵(にしそのぎ)医師会は、長崎県医師会に所属し、第2次世界大戦後、戦前の旧制医師会が解体され、新制医師会として創立されました。
昭和27年には社団法人の認可を受け、以来60年を経過した平成24年4月1日、法律改正に伴って「一般社団法人西彼杵医師会」として新公益法人体制のスタートを切りました。

西彼杵医師会地区

長崎県の西部に位置する西彼杵半島のうち、長崎市を除く広い地域(西海市、時津町、長与町の1市2町)を活動の範囲としています。
この地域では、みかん、ぶどう、西瓜をはじめ、米などの農産物が生産され、漁業が営まれている所もあります。
長崎市近郊は都市化し、人口の増加傾向がありますが、その他の地域では人口の減少、高齢化が急速に進んでいます。


会長挨拶

会長

 2022年6月4日、西彼杵医師会定時総会・臨時理事会において第16代医師会長に選任されました水田陽平と申します。西彼杵医師会は168名(A会員81名、B会員87名)の会員から構成され、理事9名(会長1名、副会長2名を含む)、監事2名、議長・副議長各1名、裁定委員5名、班長3名の役員体制で、14委員会および3部会を設けています。西彼地区は西海市、長与町、時津町の1市2町からなるため、西彼杵医師会は西海班、長与班、時津班の3班に分けて、それぞれの自治体と連携をとりながら、住民約9万8千人の初期医療と健康管理を担っています。

 新型コロナウイルス感染症の蔓延により私たちの生活は一変し、これまで経験したことのないような不安と医療の逼迫を余儀なくされました。医師会では、日常診療の連携に加え、学校保健、住民検診、介護保険をはじめとした様々な活動・事業を展開しておりますが、会員の先生方には医師会活動の一環としてコロナから人命を守る医療体制の確保にもご努力いただいております。新型コロナウイルスワクチンの予防接種においては、3回目までの接種は高率に達成され、60歳以上の方、18歳以上で基礎疾患を有する方や重症化リスクが高いと認められる方には4回目の追加接種が開始されています。また、西彼保健所や自治体と連携して、発熱外来開設や在宅療養サポート医対応などご協力いただいています。2022年の年明け早々、これまでとは異質のレベルで急激な感染拡大がみられ、「第6波」に突入しました。新型コロナウイルスは次々と変異を繰り返しており、オミクロン株の特性を踏まえた高齢者施設等における医療支援体制の強化が求められているところであります。

 これからも地域の皆様が健康で安心して毎日を送っていただけるよう、医療、介護、福祉、保健をはじめとした様々な活動に全力を尽くして参ります。皆様のご理解とご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

西彼杵医師会 会長 水田 陽平