愛媛新聞ONLINE(2016年7月5日付) http://www.ehime-np.co.jp/ によると
20年以上前にレディバードGCとして18ホール規模でゴルフ場を開発していた愛媛県新居浜市阿島の跡地に、出力約54MWのメガソーラーをブライダル・不動産会社の(株)リビエラ(東京都港区南青山3-3-3、渡邊f代表取締役会長兼CEO)が建設する計画であることが判明した。
(株)リビエラ URL=http://www.rivieraholdings.co.jp/company/profile.html (表示方法)
事業者は、同事業のために設立された特定目的会社・新居浜太陽光合同会社(横浜市、馬場康輔代表)で、すでに事前協議書は県に提出されているという。
県の同意や林地開発の許可を得次第着工する予定で、取得済みの約210万平方メートルの内、約105万平方メートルを開発して太陽光パネル約20万枚の設置を計画(総投資額は100億円以上、工期は約3年)。
ちなみに、現在四国では平成26年9月末に閉鎖された「小松ゴルフ場」(9H、愛媛県西条市2)の跡地に建設された「西条小松太陽光発電所」(33・78MW)が四国最大級だが、新居浜が完成すればそれを上回ることになる。
→ 小松ゴルフ場の跡地でメガソーラー稼働
なお、新居浜では自治会説明会を開くなどし地元住民の理解を得ようとしているが反対住民もいるようで、県では「要綱や法令に基づき環境対策や災害防止策などを確認し、市や地域住民の意見なども参考に開発に同意するか否かを判断する」としているようだ。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
参考までに、一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(5974号)によると、同ゴルフ場は住宅販売のセンコー産業が東予観光(株)を事業主体としてゴルフ場の建設を平成5年から開始。
しかし、事業母体の兵庫銀行 (経営譲渡・精算でみどり銀行に移行、さらに現在はみなと銀行に吸収合併)の破たんなどで開発資金調達難に陥り、工事開始から1年10ヶ月で中断(造成41%段階)、16年3月に開発許可は失効となっていたようだ。
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