「セント旭川ゴルフ倶楽部」を運営する(株)旭川アルダス(資本金9900万円、上川郡鷹栖町2889-50、代表和田武氏、従業員7名)は、5月24日に旭川地裁へ民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は成川毅弁護士(旭川市3条通11-2229-19、成川毅法律事務所、電話0166-22-1400)。
当社は、1993年(平成5年)9月設立のゴルフ場運営会社。全27ホール、Par108、総距離数10351ヤードの設備を有するゴルフ場「セント旭川ゴルフ倶楽部」と、隣接するパークゴルフ場を運営していた。
同ゴルフ倶楽部はセルフプレーが可能なほか各種割引料金の設定で、年間利用者数は約4万人を保持。近年のピークである2002年12月期の年収入高は約2億9800万円を計上していた。
しかし、近年は個人消費の低迷から入場者数は減少傾向をたどり、2009年12月期の年間入場者数は前年を約5000人下回る34000人余に減じていた。
また、収益面でも減収要因のほか設備負担も避けられず妙味薄を余儀なくされ、資金繰りは悪化していた。こうしたなか、今期に入っても業況は回復せず資金調達力も限界に達し、今回の事態となった。
負債は約35億円。
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