1)連結経営成績に関する定性的情報
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、エコカー補助金による特需や猛暑による消費底上げ効果で景況感は改善しました。
しかし、米国など海外経済の先行きが再び不透明となり、円高基調が是正されず、輸出企業の採算悪化が製造業の設備投資を鈍化させることも見込まれ、デフレからの脱却はやや遠のいた感が出ております。
このような状況の下、当企業グループは、天候不順や猛暑によるコースコンディションの悪化や来場者数の減少、さらには、早朝プレーへの移行による単価の下落等々の厳しい経営環境の中、従来からの「カスタマーロイヤリティー(お客様からのご愛顧)の向上」を全社戦略として運営を進め、レストランメニューの改善やペットボトル飲料の値下げ等、お客様目線に立ったサービスを強化いたしました。
また、コスト面では、本社主導の集中購買等を加速させることに努めました。
なお、新規ゴルフ場の取得及び運営受託については、引続き優良案件を的確な市場分析のもとで慎重に選別する姿勢を維持しており、当第3四半期連結会計期間での新規取得ならびに新規運営受託はありませんでした。
この結果、当第3四半期連結累計期間につきましては、営業収益百万円(前年同期比百万円減)、営業利益百万円(前年同期比百万円減)となり、また、借入コストが発生したことから、経常利益百万円(前年同期比百万円減)と、いずれも前連結累計期間を下回る結果となりました。
一方、グループ内組織再編の実行を契機に、連結子会社の繰延税金資産の回収可能性を見直した結果、繰延税金資産が増加(繰延税金負債と相殺して表示)し法人税等調整額百万円を計上したことから、四半期純利益百万円(前年同期比百万円増)と前連結累計期間を上回る結果となりました。
・・・・ 以下略
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