【ビーシュリンプ、ミナミヌマエビ抱卵と大爆殖日記】ポツポツ死からの解放、水質調査、バクテリア、酵素、夏場の水温対策、そして、餌まで。
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♪シュリンプは正直で裏切らない
シュリンプは正直者です。
大量死を経験し、それを卒業したらポツポツ死。でも、この経験を乗り越えて大曝殖へ。
手塩にかけて育てたシュリンプたち。力を入れた分だけ、生命の力で跳ね返してくれます。
生命を預かったらからには増やしてみたいというのが正直な気持ち。
でも、この1年、私は大量死に始まり、ポツポツ死の沼から抜け出すことができませんでした。それを、救ったキーワードは、次の通りです。
1.水作
2.植物性バクテリア
3.酵素
4.水質
5.酸素
6.餌
7.夏場の水温管理
8.キラースネール
アマゾンでの価格を参考までに示します。アマゾンの写真部分をクリックして価格や商品詳細を参考にしてください。
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♪水作
言わずと知れた、スイサクの投げ込みフィルターです。¥ 368と激安!
エアポンプから作り出された気流を元に、緩やかな流れを作り、三層のフィルターで大きなゴミ、小さなゴミ、バクテリアの住みかの三層をもうけるというものです。
私は当初、スイサクをバカにしていました。交換ろ材 3個セットでたったの¥ 405なので、やすいからそれなりかと考えていました。でも、間違っていました。これが簡単メンテナンスで、結構すごいんです。
なにがすごいというと、バクテリア層が結構機能するのが水質検査をした結果わかったのです。私は当初、大きなゴミをフィルタリングするだけだと思っていたのですが、そんなことはないんです。アンモニア値が上昇しないんです。というか、フィルタを新品に変えたとたん上昇するようになります。つまり、安定するとかなり効果があるということが自分の経験からわかったのです。
ちなみに、コアフィルタは一番安い活性炭でいいと思います。エイトのコアS用の活性炭カートリッジ5個入りで¥ 1,200。バイオフィルタもありますが、意味を感じません。とにかくランニングコストが安いので、2週間とスイサクは言っていますが、そこまで頻繁でなくても、バイオフィルタ機能があるので一ヶ月を限界に変えるようにしています。
水質は、スイサクで充分解決できるのですが、プラスアルファを考えると外部フィルタの必要もでてきます。というか、私のエビちゃんは100匹以上となりました。そのため、毎日の有機物の投入量が半端ではありません。この、大量有機物を処理できるフィルタというと、外部フィルタとなります。外部フィルタは「テトラ オートパワーフィルター AX-60」を用意しました。スポンジフィルタも使っているので、稚エビが吸い込まれることが防げますし、外部ろ過フィルタへのゴミの進入がないため掃除は不要です。3ヶ月というか、コケで大変なことにならないように「エーハイム リン酸除去剤」を活性炭の代わりに入れているので、その持続期間である3ヶ月を目安に手入れをしています。
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♪バクテリア
ご存じの通り、「すごいんです バクテリア」や「サンミューズ PSB」などがあります。ここで確認しておきたいのは、バクテリアには二種類いることです。酸素を嫌うバクテリアと酸素がなくてはならないバクテリアです。両方のタイプのバクテリアが繁殖して、有毒のアンモニアを無害な窒素ガスにまで分解してくれます。これは、スイサクでも外部フィルタでも増えます。ただ、これだけでは、私は満足できません。稚エビの生育を促進したい!もっと、効率的に水質環境を良好にしたいと思うのは、私のこの文章をお読みの方ならわかると思います。つまり、もっと、水質環境を良くするためには、もう一つの分解バクテリアである植物性バクテリアの繁殖にあります。
そこで、登場するのが、アルティメットバクターです。多少、本当なのかなと思うところはあるし、1,000円は高いと思います。でも、私の気持ちは抑えられなくなりまして、購入にいたりました。
効果1 投入したときのシュワーという音が何とも効いている気がします。
効果2 これだけ有機物を投入しているのだから、栄養を投入したことを考えればバクテリアの栄養としては充分なはず。
効果3 ミジンコの発生。これは、アルティメットバクターに耐性卵が入っていたとしても、発生したことは事実なのですごいと思います。
ちなみに、メーカーのわさびによると次のようなセールストークが掲載されています。
アルティメットバクター
他の製品との大きな違いとして植物性バクテリアが主となっています。
特徴として緑ゾウリムシの生成により体内で硝酸塩の分解も行われます。
初期段階での添加後、アンモニア、亜硝酸の分解菌が入っているので
通常60cm水槽を立ち上げる場合一ヶ月程度掛かる時間を約2週間~3週間で
完了します。
アンモニアに至っては出始めてから約一週間程度で消化し、亜硝酸への移行、
そこから亜硝酸の消化に一週間程度です。
バクテリアと言われるもの(捕食者)が多く沸く場合があります。
実験データ等に関しましては検索すると多数の方がモニターをして下さって
いますので比較実験等のデータが存在しています。
実際の3日目のバクテリア数は3万以上(検査方法は某有名バクテリアと同じ方法)
某有名バクテリアは1万程度となっています。
今回NEWアルティメットバクターになったのですが更に配合分量の調整と材料の
追加を行いました。
その結果早い立ち上げ効果で、熱帯魚の飼育も格段にやりやすい仕様となりました。
当然今までのアルティメットバクターの効果をそのままに更に+αとして
完成しています。
また、インフゾリアや大きめのバクテリアも沸きやすくなりましたので熱帯魚の
稚魚育成や稚エビの生存率の上昇が見込めます。
添加直後にすぐに活性化する仕様ですのでエビの反応がすぐに見え
エビ達の動きも楽しめます。
【使用方法】
・60㎝水槽で2~3日おきに付属のスプーン1杯程度入れてください。
【効果】
・植物性バクテリアにより稚エビの生存率上昇
・微粒子により水槽隅々まで入り込み、バクテリアの着床率UP
・アンモニア、亜硝酸を素早く分解し、水槽の立ち上げスピードを格段にUP
主原料:休眠植物性バクテリア、ポリフェノール
以上。
どうです?
効きそうですよね。
みなさま、アルティメットバクターでググッてみてください。水槽立ち上げ時に、ソイルにまぶして使いましょうという使用方法がでてくると思います。
なるほど。そう使うのかと納得するところがありますが、いずれにしても、結構効きそうなので、私は、付属のスプーンに1/4程度の少量を毎日投入しています。スプーン一杯入れても玉になることはなく、溶けるのですが、少量だと、すぐに溶けてしまうので精神衛生上満足感が得られるためです。
今度試そうと思っているのがこれ「バクテリア スーパーBee MAX」です。冷凍のものなので、管理が面倒そうですから手が出せていません。
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♪酵素
酵素はみなさまご存じの通り、タンパク質を分解するタンパク質のことです。特定のタンパク質を特定の酵素が分解してくれます。分解すればつまりは、水槽内のゴミが溶けてしまうことになります。ほんとかいなと、疑いたい気持ちがありますが、本当に溶けます。私は、バクテリアの力を信じているのですが、酵素は、半日もあれば餌で与えている冷凍赤虫をほとんど溶かしてしまうので、そのすごさはぴかいちだと思っています。その、酵素の代表格が、コトブキ工芸からでている「善玉菌がすごいんです」です。これはバクテリアの力、具体的には乳酸菌の力をうたっていますが、結局のところ酵素です。水槽に有機物分解物質を投入する形になります。これの、効果がすごいんです!本当に溶けます。
「善玉菌がすごいんです」はにおいはしません。透明な液体で、それ自身は「ただの水」って感じです。ちなみに、酵素はそれ自身が有機物なのでバクテリアによって分解されてしまいます。ですので、定期的に投入しないと効果は持続しないのが難点です。ただ量としてはそれほど大量というのではなく、用量を守って使えば十分効果は持続するので、2週間に一回うちでは追加投入することにしています。ですが、やはり消耗品なので、150mlのものよりも、500mlのものを買われることをおすすめします。また、コトブキ工芸では「化石の力がすごいんです」との併用を勧めています。「化石の力がすごいんです」のうたい文句は次の通りです。
貝化石の持つ吸着力で水の洗浄を行います。
・ニゴリ・油膜除去。・コケの発生抑制。
・pHを中性域に安定。
・豊富なミネラル分を補給。
・優れた浄化能力。
つまり、水をピカピカにしてくれます。この効果は絶大で、本当に透明になります。別に、普段が濁っている訳ではありませんし、白濁りの状態では、シュリンプちゃんたちの生育どころではないので、透明なのですが、やはりすごいです。ただ、シュリンプには一つだけ使用法の注意があります。pHを変動させる効果があるので、一度に用量を超えた投入は☆になる原因になります。シュリンプはあくまで、急激な環境の変化に弱い生き物なので、入れすぎはやめましょう。
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♪水質
ミナミヌマエビは強いと言われていますが、ビーシュリンプはそれほど強くはありません。ましてや繁殖を目指しますから水槽の環境である水質にもこだわってしまうのが人情だと思います。この水質。「化石の力がすごいんです」でもPH値は変わりますが、検査してみないとどうしようもわかりません。そこで、お手軽キットで一番普及していると思うのが、「テトラテスト 6 in 1 試験紙」ではないかとおもいます。
この「テトラテスト 6 in 1 試験紙」では次の6指標を検査できます。、pH(ペーハー)・KH(炭酸塩硬度)・GH(総硬度)・NO2(亜硝酸塩)・NO3(硝酸塩)・Cl2(塩素)の6つの指標です。
pH(ペーハー)
水質が酸性なのかアルカリ性なのかを示す指標です。pH 7.0が中性、それより低いと酸性に高いとアルカリ性に傾いているという感じです。
これは変化していきます。ソイル(土)を使っている場合です。ソイルの性質は、シュリンプや南米系の水草に相性のよい弱酸性の軟水にしてくれることでしょう。ソイルは土を加工、つまり、焼成加工したものを「ソイル」して安定的な性質を持っていますので、シュリンプブリーダーには必須のものといえます。
話はそれましたが、「テトラテスト 6 in 1 試験紙」ではpHを6.4~8.4で0.4刻みで示してくれます。ただ、このpHの測定は誤差が大きくて正直なところ使い物になりません。液体タイプの試薬が発売されていますし、電極タイプのものなど、正確な値が必要な場合はより、上のものをねらわないとならないのが実状です。
KH(炭酸塩硬度)
これは、炭酸水素イオン(HCO3-)と結合しているカルシウムイオン(Ca2+)とマグネシウムイオン(Mg2+)の合計した量を指します。pHを低めにしたい場合は低い値が望まれますが、pHが下がりすぎると困る場合は、KHが低すぎないのが望ましいといえます。
GH(総硬度)
カルシウムイオン(Ca2+)とマグネシウムイオン(Mg2+)の総量です。
パールグラス系はだいたい硬度が必要で、エビなど甲殻類はある程度の硬度がないと脱皮不全を起こしやすくなるとされています。
NO2(亜硝酸塩)
糞や餌の与えすぎによる食べ残しから発生し、水の汚れの原因となり生体に毒性のあるアンモニアが分解されてできるのが亜硝酸塩です。亜硝酸塩にも毒性があり、水槽内に発生していてはいけない物質です。きちんと濾過が働いている環境ではこの亜硝酸塩も分解されているので検出されません。つまり、検出されてはダメな指標の一つです。
NO3(硝酸塩)
アンモニアが亜硝酸塩NO2に分解され、その亜硝酸塩がさらに分解されてできるのがこの硝酸塩NO3です。アンモニア・亜硝酸に比べるとかなり毒性は低いですが、それでも水槽内に溜まり過ぎるとあまり良くありません。また硝酸塩濃度が高くなるとコケが発生しやすくなります。水槽内ではこのNO3(硝酸塩)を分解するのは難しいので、水換えによって水槽から排出します。
Cl2(塩素)
水道水の殺菌に使われているのがこの塩素CL2です。殺菌作用があり、シュリンプちゃんをはじめ、熱帯魚関係には猛毒です。塩素は別名でカルキとも言い、カルキ抜きという表現でみなさんなじみ深いと思います。これも、検出されてはいけない指標になります。
ちなみに「ジクラウォーター ベニッシモ ビーシュリンプ用」はただのカルキ抜きではなく、シュリンプ用のため、脱皮の際に必要となる栄養分(キトサン配合)とスピルリナとクロレラをエキスで配合しているのでおすすめです。
NH3/NH4+(アンモニア)
これは、「テトラテスト 6 in 1 試験紙」では検出できませんが、猛毒であるには違いないので、大事な指標です。通常検出されません。もし、検出されるようでしたら、バクテリアによる生物濾過がうまく働いていないことになります。つまり、水槽立ち上げ時には検出されるので、立ち上げ後様子を見るときに、計測する指標となります。
アンモニアを検出するには「テトラテスト 試験紙 アンモニア(淡水用)」か、より精度の高い液体タイプの「テトラテスト アンモニア試薬NH3/NH4+(淡水、海水用)」の使用をおすすめします。
以上、水質検査関連を説明しましたが、水質は変化をみるのが大切であり、数値ばかりを追うようなことがないようにしてください。あくまで、変化をみるものです。もちろん、検出されてはならない指標が検出されるのはダメですが、水換えの目安に検査すればいいと思います。
あと、「テトラテスト 6 in 1 試験紙」精度が悪いのが難点です。
それと、お得な使い方として、縦にはさみを入れて、2分割してしまい、一枚の試験紙を2回使えるようにする工夫があります。そうやって、節約した使い方ができますが、あくまで、使用期限がある商品なので、お得に使いながら、使用期限内に使い切るようにしましょう。
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♪酸素
ご存じの通り生体が生きるためには必要なのが酸素です。ただ、注意が二つあります。
注意1 エアレーションは酸素を溶かし込んでいるだけではない
注意2 ポツポツ死に直面したら酸素量を疑え!
まず、注意1ですが、エアレーション。つまり、ブクブクは酸素を溶かし込んでいるだけの役割ではありません。二酸化炭素を減らしますし、アンモニアを気化させる効果があります。水草水槽にしている場合は二酸化炭素を減らされては困る場合があるでしょうから、タイマーを使ってしまうのも手ですが、シュリンプたちは結構酸素を必要とする生体なので、エアレーションの量と継続は重要な要素となります。
次に、注意2ですが、ポツポツ死に直面したら酸素量を疑うことをおすすめします。これは、必要な酸素は与えているから大丈夫と思ってしまい、エアレーションをポツポツ死の原因として疑わないことが危険だと言うことです。エアレーションは次の要素で必要な量が変わってきます。
要素1 夏場
要素2 生物濾過
要素3 生体の数が増えた場合
つまり、要素1ですが、夏場は酸素をより必要とします。なぜかというと、水温が上がると酸素が溶けにくくなり、エアレーションによる酸素供給が弱くなってしまうからです。つまり、温度が低ければ酸素は溶けやすいのですが、温度が上がると溶けにくくなり、結果として不足がちになるからです。
要素2の生物濾過と酸素についてです。バクテリアは酸素を必要としないのもいますが、当然生物である以上酸素を消費すると考えてください。つまり、夏場や生物濾過が順調な場合はバクテリアの活動が高まりますので、それだけ、酸素を消費してしまいます。つまり、酸素不足となるのです。
要素3の生体が増えた場合ですが、生体はシュリンプだけではなく、水草も含みます。シュリンプの個体が増えればそれだけ消費者が増えるので、酸素が必要になるのですが、それよりも、生体が増えると、餌を与える量が増えるので、それを消費するバクテリアも増えることになります。つまり、個体数よりも、バクテリア増加による酸素消費者の増加にも気を配る必要がでてきます。また、もう一つの消費者である水草です。水草も植物である以上、酸素を消費します。そして、もっと重要なのは、枯れ葉は水槽内で分解されますが、この有機物を分解する行程でもバクテリアの力が活発になり、酸素を消費します。夏場は特に、水草の活動が活発になりますので、水草の新陳代謝も活発になるのです。
つまり、エアレーションは水槽が安定しても、その妥当性を疑った方がいいと思います。
エアポンプのおすすめは「水作 水心 SSPP-3S」です。こいつは静かなのは当たり前ですが、交換パーツが広く出回っているので、ランニングコストがいいのが特徴です。
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♪餌
餌はなにを与えていますか?
うちでは様々試しています。
まず、ジャンルとしては、
1.シュリンプ用の専用の餌
2.ヌマエビ用の汎用タイプの餌
3.動物系の餌
4.植物系の餌
4.冷凍の生餌
1番のシュリンプ用の餌といえば、テトラからでているこれが代表選手だと思います。
「テトラ (Tetra) ビーシュリンプ 15g」
●植物質、動物質の栄養バランスに優れ、脱皮に不可欠なカルシウムやコレステロールを強化配合した主食用フードです。
●クリルやスピルリナを豊富に含み、エビの色揚げに効果的です。
●高タンパク質により繁殖期の栄養補給にも適しています。
食いつきはとてもいいです。結構あるので、用量的にも充分と言ったところです。
2番目のヌマエビ用の餌としては、
「ヒカリ (Hikari) ひかりエビ 20g」こいつもよく食べます。たくさん入っているので長く持ちます。
3番目の動物系の餌ですが、次のようにたくさんあります。
どれも、捨てがたいですが、一つは持っておきたいジャンルだと思います。
つぎが植物系。シュリンプは雑食性なため、何でも食べます。
でも、同じものを与え続けると飽きてきます。ですので、いろいろな餌を試すのがよいかと。
そこで、植物系の餌としては、
どれも食べてくれました。動物よりも植物系の方がいい気がしますが、食べ残しがでるのが玉にきず。
最後に冷凍餌です。
最終兵器とでも言いますか、冷凍赤虫はとても、とてもよく食べてくれます。
ただ、水質を悪化させる原因として一番悪い餌ともいえますので、食べ残しを作らないように調整するのが大切です。使いようだと思います。
なお、冷凍赤虫はそのままキューブを投入するのではなく、ネットに入れて水で流して解凍し、体液を洗い流してからあげるようにするのがいいでしょう。これは、体液に栄養素が含まれているためであり、富栄養化を防ぐためにも、また、餌の与えすぎを防ぐためにもやってもらいたいところです。
スペシャル余談ですが、冷凍みじんこもよく食べます。ただ、ミジンコキューブは水に浮きます。また、ミジンコなので溶けるとばらけて水槽内を飛散します。ですので、うちでは、冷凍ミジンコのキューブを4分の1にマイナスドライバで砕いて、浮き上がらないように土管に引っかけるようにして工夫して与えています。ミジンコ全体が暖まると自然に沈むので、シュリンプたちが食べてくれるようになりますがちょっと面倒ですね。
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♪温度管理
シュリンプの適温ですが、15℃~27℃位と考えるのがいいかと思います。ミナミヌマエビはもう少し幅が広いようですが、ヒーターを使っている環境であれば下限はクリアできるはずです。
本当に増やすことを考えれば20℃~24℃程度とかなり狭いようです。一方、シュリンプの生命の危険を脅かすのが、温度の上限。つまり高温時の対処方法です。27℃と言えばクールビズが28℃ですので、クールビズの28℃だと危険ということになります。
そこで、温度を上げないためにできることを考えてみます。
要素1 照明は熱を持たないLED照明に変える
要素2 窓際に水槽を置かない
要素3 エアコンが日中ついている部屋に水槽を移動する。
要素4 ファンの導入
要素5 クーラーの導入
要素1から考えていきたいですが、私は蛍光灯を使っていたのですが、LED照明に変えるだけでかなり違います。今のLED照明は白さがはっきりしており、緑が緑らしく見えるため、とても水槽がきれいに見えます。ですので、温度上昇を抑制する目的だけではなく、印象が良くなるといった面での効果もあります。製品としては「ジェックス クリア LED POWER X」シリーズがおすすめです。1色のみの単機能ですが、白さがきれいで最強クラスのLED 明るさ1,000ルーメン、色温度11,0000kという高機能ながらそれほど高くないのが特徴です。
要素2は意外と盲点だと思います。うちの場合部屋の隅に置いているのですが、窓際だと直射日光が入ることもありましたし、なにより、窓側は暑くなります。できれば、エアコンの真下に置くなど置き場所に工夫したいところです。
要素3ですが、密閉された部屋は平気で35℃とかいってしまいます。エアレーションしていますので、どうしても室温の上昇に引っ張られて水槽の水の温度が上昇しますので、エアコンのついている部屋への移動が必須です。
要素4のファンですが、それほど効果はありません。2℃位下がる程度だと思います。それに、水を気化させて、気化熱で冷却するのでファンが一個であればいいのですが、45cm水槽でもファンは2個つけたいところなので、水の減りが激しいです。効果と手間の増大を考えたら選択したくない選択肢だと思います。
最後の要素5ですが、クーラーが理想です。でも、注意があります。ペルチェ式冷却のクーラーは冷えません。せっかく高価なものを買っても、効果が期待できません。それにじゃまです。
「テトラ (Tetra) クールタワー CR-3NEW」これがペルチェ式冷却のクーラーでテトラの製品としては最大出力機種になります。さすがに、冷えることは冷えますが、コンプレッサー方式に比べると冷え方として24℃にしたいといった場合10℃下げる性能がこの製品にはありません。
もう一つがゼンスイからでているペルチェ式冷却のクーラーである「TEGARU テガル」です。こいつは小型の割にヒートポンプ方式をとっており高出力です。値段相応の働きかはわかりませんが、テトラの製品よりはこちらをおすすめします。なお、ヒーターを内蔵しているため、オールシーズン使うことができるのと、水槽内にヒーターを置く必要がなくなるため、すっきりするのと、エビやキラースネールがやけどする心配はなくなります。
あくまで、コンプレッサー方式だとうるさいのがいやだとか、静かでスリムなため、置く場所がないといった制限があるとかなら、生命維持のために導入するのがいいと思います。
では、予算的に限界があるので、本命の商品を検討してみると、
ファンでカバーしたいときは、
「テトラ (Tetra) 25℃ダブルクールファン CFT-60W」これになるかと思います。特徴は、
特徴1 子供がさわってもファンに触れないように網のカバーがついていて安心。
特徴2 一つの電源から二つのファン電源が取り出せ、ダブルで強力な風量を確保している。
特徴3 サーモスタットがついているため、自動的に停止する。ただ、24℃、25℃で正確に動作するとは限らない。製品にばらつきがある様子。
特徴4 2つのファンがあるため、初夏、晩秋などは1つに減らして運用することも可能。
特徴5 出力は強力なのでこれでダメならあきらめられる。
といったところでしょうか。ただ、水を足さないといけないのでこれが本当に面倒です。
もう一つの本命がコンプレッサー方式のクーラーです。
「ゼンスイ 高性能 水槽用 クーラー海水・淡水兼用 ZC-100α」こいつは、10℃位は余裕で下がります。つまり、夏場34℃になっても、水温24℃が実現できます。夏場でも繁殖を期待することができるのです。このゼンスイは水族館用のクーラーを作っている専業メーカーなので製品としてもぴかいちの押しのできるものです。
もちろん、温度管理は0.1℃単位で検知するので冷えすぎにはなりません。
ただ、価格と場所です。ペルチェ式冷却のクーラーの2倍と高価ででかい。こればっかりは何とも解決できない課題です。
コンプレッサー方式方式のクーラーで一番安い機種としては「テトラ (Tetra) クールパワーボックス CPX-75」。これは、ゼンスイと比べると圧倒的に「うるさい」機種になります。寝室ではなく、リビング向きの機種になります。
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♪キラースネール
うちの場合シュリンプ達の繁殖に成功したのはいいのですが、一緒に巻き貝も繁殖しました。
これは、鑑賞上うれしくありません。そこで、巻き貝除去になるのですが、割り箸で一つ一つ除去するには手間がかかりますし、加速度的に増えていくので、結構な労働になります。
そこで、登場するのが、貝を食べる貝を投入する方法です。つまり、巻き貝の天敵を入れてしまうのです。それが、キラースネールです。
こいつは、雑食性で貝がないときは残飯を食べてくれます。そのため、水質悪化が防げます。一石二鳥です。キラースネール自体増えますが、巻き貝ほどではないのと、大きく育つため、取り除きやすいので、管理がしやすくなります。
HP開設 17.05.29