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子どもの弱視を防ごう! 3歳児健診を受けよう!
− 50 人に1人が弱視。3 歳児健診で発見すれば治療が可能です −
【3歳児健診とは】
お子様が3歳6ヶ月ごろになると、お住まいの市町村で3歳児健診が行われます。歯や体の発育を調べるとともに、目の病気を見つけるために1次検査、2次検査、眼科精密検査が行われます。
〈1次検査〉 家庭で行う簡単な視力検査とアンケートへの記入です。
左右の視力が0.5あるか、お子様の目で気になることがあるか、を調べます。
〈2次検査〉 ご家庭で視力検査が出来なかったとき、0.5の視力が確認できなかったとき、「目で気になることがある」とアンケートに記入されたときに、健診会場等で眼科検査を受けていただきます。
〈眼科精密検査〉 2次検査で治療が必要な目の病気が疑われたお子さんには「三歳児精密検査受診票」が発行され、眼科医院、病院などでの精密検査を受けていただきます。
1次・2次検査と初回の眼科精密検査までは公費で行われ、皆様の負担はありません。
(一部の市町村を除く)
【3歳児健診で見つかる病気】
弱視、屈折異常、斜視などの病気が見つかります。
【弱視治療のカギは3 歳児健診】
子どもの視力は、3歳頃までに急速に発達し、6〜8歳頃までに完成するとされています。3 歳児健診で弱視を発見できれば、治療によってほとんどの場合、十分な視力が得られます。
【弱視とは】
遠視や乱視などの屈折異常や斜視などで「視力の発達が障害された状態」のことを指します。50 人に1人いるとされています。
【弱視を発見するには】
3歳児健診で、屈折検査、斜視検査を受けることが最初の一歩。家庭での視力検査だけでは弱視の見逃しが起こり得ます。片目ずつ隠して検査をし、両目とも視力が良いと思っても、実は見えている方の目で「のぞき見」している可能性があります。
【弱視の治療】
目指すのは眼鏡をかけて8歳頃までに1.0 の視力を得ること。屈折検査や斜視検査、眼科医の診察などを経て、眼鏡装用と健眼遮閉などの治療を行います。この治療用眼鏡等には給付金制度がありますので、詳しくは治療を受ける眼科医にお問い合わせください。
【弱視を防ぐ啓発動画】
日本眼科医会は、子どもの弱視を防ぐ啓発動画 『 STOP! 弱視見逃し 』 を2020年10 月29 日からYouTubeTMに公開しています( https://youtu.be/ju-0ZrskOjQ )。50 人に1人とされる子どもの弱視は、3 歳児健診で発見すれば治療が可能ですが、自覚症状がなく、家庭での検査が難しいことから、見逃され、治療時期のリミットを越えてしまうことが課題となっています。本動画では、「弱視を見逃さない」を「新しい常識」として社会に広く伝え、早期発見につなぐことを目指します。日本眼科医会は、全世代における持続性・連続性のある目のケアを推進しており、その一環として今年度から「3 歳児健診の在り方委員会」を設置し、子どもたちの目を守る活動に注力しているところです。
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