IT BECAME LEGEND ! SIRIES 2 
“TOYOTA SPORT 800”
今蘇る!!
「1/24コグレ製 トヨタスポーツ800」
PART 1
PART 2
PART 3
(この企画は、あるエンスージアスト・モデラーS氏のレストア作業をくるま村取材班が独占取材したものであります)
 はじめに
 この企画ページを作らせていただくきっかけとなったのは、以前よりこのHPで交流のありました“S氏”から、コグレ製1/24「トヨタ スポーツ800」を念願叶い手に入れたとの朗報を先日うかがったのが事の始まりでありました。
 S氏は、60年代モデルカー・レーシングのリアル・タイマーであるだけに留まらず、全盛期にどうしても手に入れることが出来なかった“名車”たちを今でも熱い眼差しで見つめ続けておられる“エンスー・ジアスト”でもあります。
 先日も当HPでご紹介することが出来ました三共製1/24「ニッサン・シルビア」のレストアも氏が熱意を込めて作り上げたものであります。そんなS氏の60sモデルカー・レーシングに対する思いは、私とて同じで、とても良く理解出来るものでありました。
 ところで、今回のコグレ製1/24スケール「トヨタ スポーツ800」も前回同様、KITの状態で手に入れられたものではなく、すでに“ヒストリー”を持つスロットカーであるということでした。しかし、実車の世界でも言えることですが、“ヒストリックカー”の新車などというものは存在しないわけで、いかに当時のベスト・コンディションに近い状態にすることが出来るかがレストア・レーションの醍醐味(?)であることから、S氏が行なおうとしていることは真の意味でのマニアの夢の実現に相違ないのではと思うのであります。
 そんなS氏の熱意に私も黙っている訳にはいかず、このレストアの一部始終を取材させて頂けたらという衝動にかられてしまったのでありました。そして、図々しくもS氏に申し込んだところ「いいですよ」と軽く承諾していただくことが出来たのでありました。本当に、感謝感激であります。
 というわけで今回めでたく、完成までの連載となりますこの“「今蘇る!トヨタ スポーツ800」レストア日記”の記念すべき第1回目となったわけであります。
また、S氏のポリシーとしては、あくまでも60sモデルカー・レーシング流に仕上げることが真情であるということでした。この点は、特に氏の「60sモデルカー・レーシング」に対する思い入れを強く感じさせて頂くところではないでしょうか。
 私は、1966年当時、近くの模型屋さんのガラス・ケースに飾ってありましたニチモのホーム・サーキットの脇にきれいに塗装されていたニチモの「フェラーリF1」をつい思い出してしまいました。それは当時の少年たちの羨望の的でありました。S氏の「トヨタ スポーツ800」もきっとこのような少年たちの羨望の的となるような60年代風レーシングカーに仕上がるのではないかと密かに期待している次第であります。
主宰者
 “レストア日記 第1回” 
02/APRIL/2000
 待望のコグレ製1/24スケール「トヨタ スポーツ800」が手元に到着しました。
以前にもう1台、コグレのヨタ・ハチは購入していたのですが、どうしてもレストアしてみたい衝動にかられて購入に踏みきりました。
 我が家にやってきた「ヨタ・ハチ」君です。後ろは、・・・・シャーク・ノーズ!
ウインドウには、「アポロ石油」のデカールが・・・でもこのデカールは生かそうかと思います。
 ヒストリーを感じさせるな〜!レストア甲斐があるという感じです(笑)。
ボディ・フロントの傷みは、前・オーナーがガイドシューを逆さに付けていたために削り取ってしまったということでした。そして、コグレ独特の溝ありゴムタイヤが・・・、あ〜懐かしい!
08/APRIL/2000
 取りあえず、基本的なパーツはきれいに外してみました(湯に浸けドライバーなどで部品をはずします)。
欠品は見るところ、前バンパー2個とボンネットのウィンカー1個。そして、サイドのゼッケン2枚と室内バックミラー、リアホイールキャップ2枚・・・ぐらいでしょうか。う〜ん、このくらいだったら軽傷(?!)かな!?
タイヤはちょっと使うの無理かなと思いますが、その他のパーツは、なんとかなりそうです。でも、メッキはどうしようもないな!?
 ウインドウ・パーツは、このまま使う予定です。アポロ石油デカールは、当時のデカールなので付けたままにしておきます(貴重だもの・・・笑)。
 そして問題のフロント下部。ガイドの取り付けを間違えた為か、干渉を避けてフロント下部が焼いたドライバーで切られて折り曲げられているんですね。しょうがないからその部分のみ、高温湯に浸け、少しづつ元の位置まで曲げ、隙間をパテ埋め、及び2液性の硬化剤で成形してことなきをえました。
 ボデイーの汚れを中性洗剤で落とし、ルーフに塗られた黒マジックをペイント薄め液で落とします。
1日乾燥後、やすりで均し、サフェーサーを吹いて一休みです!
 さて、全体の塗装ですが、特に実車に合わせた訳ではなく、綺麗な淡いブルー(フレンチブルー)にしてみましたが、どうでしょうか!?
 右の画像は、すでに我が家の一員となって久しい「ヨタ・ハチ」君です(上に乗せているのが新入り君です)。
ということで、第1回目は、このくらいで・・・。
PART 2へつづく
(写真とレポート by T.S)
 以上で記念すべき第1回目となる“今蘇る!コグレ製 トヨタ スポーツ800”レストア日記を終わらせて頂きます。今後、S氏からの報告を待って順次レポート形式ですが、UPしていくつもりでおりますので、皆様どうか御期待ください。
主宰者


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(C) 14/APRIL/2000 MODELING & PHOTOGRAPHS BY T.S
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