Stockcar is the king of slot racing!! ![]() 60年代モデルカー・レーシングにおいて、長い間プラボディを使用することが義務付けられていた「ストックカー」クラス。 その他の「GT」「フォーミュラ」「1/32スケール」とは一線を引く特別のクラスであった。 まさに大人の人たちのためのスロットカーだと言っても過言ではなかった。 そんな60sストックカーの雰囲気を残しつつ、傷だらけとなったジャンクなストックカーボディとシャーシを 自由な発想で現在に復活させる!! という独自のレストアの世界を展開する "T.S"氏が製作を担当する。 また、長谷川製ストックカーボディを使用し、オリジナルキットとは全く違うスロットカーへと改造することにも挑戦する。 T.S氏のレストア記は昨年(2020年)に伝説(?!)となった今井科学製のフォーミュラシリーズをレストアした企画"The Legend of IMAI Slot Racing"があるので、まだ見ていないという方は一度お立ち寄り願いたい。 |
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60年代風ストックカーを作ろう!(マーキュリーサイクロンのジャンクボディを利用します) まずは、シャーシ編から始めましょう! さて今度はシャーシー。当初オーソドックスなレベルのシャーシーを繋ぎの部品( 初期のプラフィットシャーシ用のボディマウントステーのように見えますが…主さい者)を使い延長して一度はこれをマーキュリーに使うつもりでした。 Aその後、もう少し実戦的なものをつくろうと使えそうなものをジャンクヤードから探します。真ん中の青柳製?でしょうか?これがよさそうです。 メッキ板をメインとするシャシーをカットし、マーキュリー用にします。 Bまずはシャシー前部をカットしてみます。 Cどう前・後を繋ごうか?いろいろ考えた結果、既存のものより少し太い外径2.6mm、内径2.0mmのステンレス丸パイプでつなぎました。ハンダ技術も無く、大体ハンダが効く素材かどうかも判りませんので、瞬着で繋ぎます。 Dシャーシー延長に伴い、ガイドの装着部分も替えます。 こちらもジャンクヤードからモーターの装着部品を使いガイドにあう大きさの穴をあけます。 E 前もって集めておいたモーター(270S)やタイヤなどを組み込みます。前輪はレベルの前輪とは異なり、青柳製の小径のものを使用します。 |
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ボディをなんとかしましょう! 傷だらけのボディなのですが、リペイントするのは私の本意でないので、元々の塗装を大事にしてタッチアップとデカールのみでレストアしていきます。 @ ジャンクなボディーを使って60年代風のストックカーを作ります。 A 先ずはそのボディーのチェックから。スロットのボディーとして使用されていたんでしょうか? いたるところに歴戦の結果であろうデカールの「日焼け?」やペイントの「割れ」があります。 B フロントウィンドーもグルー?による曇りがあります。こちらはあとでコンパウンドで磨いてみましょう。 C デカールはストックしてあるものから使えそうなものを選び、カットして貼りこんでいきます。 D ペイントの?げ・割れはタッチアップ。同じデカールなんてあるはずもないので、欠けたデカールの一緒にそれらしく塗ります。 E 完全に復元等できませんが、なんとか前よりも観られるようになれば、それでOK。 F 一つ失敗が。既存のデカールを庇って、汚れ落としをせずにクリア吹き仕上げをしました。 綺麗そうだったボディーのクリーム色の部分から汚れが浮いて、こんな具合。 クリアーを吹く前に希釈した中性洗剤でさっとでも洗うべきでしたが、もう後の祭り。これもまたヴィンテージ感かな?と無理やり自分を納得させ、さあ次々。 60年代風ストックカーを作ろう!! @ ボディーがなんとか整ってきたので、今度はコクピットにかかります。 こちらはボディーで細かい作業をした分、簡略化します。タミヤのコクピットを参考に0.2mmのプラ板をカットします。 (60年代当時はラシャ紙というものも使っていたそうです。) A 60年代当時はおそらくストックカーに関しては現在と違い「フルフィギュア」は載せていなかったと思われるのでそれに倣い半身フィギュアでいきます。ロールバーも着けません。 B つや無し黒のスプレーでペイント。ボディーに装着します。ジャンクだったボディーがそれらしくなってきました。(笑) |
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