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インターネットで困った時に



Q11
 ADSL24Mって速いの?

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A11
 最近、インターネットで利用する回線に、スピードの速いものが出てきていますが、その中でADSLの24Mや40Mというのがありますが、どの程度速いのでしょうか?

 ADSLというのは、電話回線で使用している周波数帯域を細かく分けて、各ブロックごとにデータを乗せて、同時にたくさんのデータを送る(つまり、和音になっている?)ことで、スピードアップを図ったものですが、新しく出てきている24Mや40Mというのは、これまで使っていなかった周波数帯域を使用して、2倍(40Mは3倍以上)のデータを同時に送るようになっています。

 では、スピードは本当に2倍や3倍になるかというと、実効速度はかならず速くなるというわけではなく、電話局からの距離が長く、ノイズの影響が大きいところですと、従来の12Mの時と、実効速度がほとんど変わらなかったという人もいるようです。

 これは、新しく使用するようになった周波数帯域は、周波数の高い(高音)帯域なので、この周波数の高い帯域は、ノイズの影響を受けやすいのだそうです。したがって、電話局からの距離が長く、ノイズの影響が大きいところでは、せっかく新しく使うようになった周波数帯域もノイズのせいで使い物にならず、結局は、今まで使っていた周波数帯域でしかデータが送られないことになり、実効速度が変わらない、ということになるようです。

 あるデータによると、24Mは電話局からの距離が2km、40Mは1.6kmが目安で、それ以上距離が遠いと、実効速度は12Mとあまり変わらないそうです。

 しかし、電話局から近い人は、12Mの時の実効速度(私は早いときで6MBくらいです)よりは速くなるようですので(条件が良ければ本当に2倍・3倍近くになる)、検討する価値はありそうです。(検討の段階で、そのサービスを提供する業者(NTTなど)にどのくらいの実効速度が出るのか、確認してみた方がよいようです。)


(2004/2/6 池田)

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