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インターネットで困った時に



Q10
 IP電話って?

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A10
 IP電話は、インターネットで使われているInternet Protocolを応用した、VoIP(Voice over Internet Protocol)という技術をつかって音声をやりとりする電話です。

 私は、通信技術に関しては素人ですので、正確なところは分かりませんが、おおざっぱに言って、IP電話には2つの種類があると思います。

 1つは、皆さんがこのホームページをみるために、パソコンからプロバイダを通じてインターネットに接続しているように、特別な端末で音声をパケットと呼ばれるひとかたまりのデータに変換して、プロバイダを通じてインターネットに接続し、データとしてやりとりするもの。
 こちらはIP電話同士なら基本的に無料(条件によっては通話料が発生するらしい)で、一般電話へは全国3分7円〜8円くらいで利用できます。
 しかし、安定した音質を確保する(時として、雑音が入ったり、音声がとぎれたりする)ためには、高速な回線(ADSLなど)が必要で、特別な端末(モデムなど)が必要になります。

 もう1つは、普通の電話機から、IP電話サービスを提供する電話事業者(Fusionなど)を通じて音声をやりとりするもので、特別な機械は必要なく、マイラインにその電話事業者を登録する、あるいは、電話事業者の番号(0038など)をダイヤルしてから相手先の電話番号をダイヤルするだけで利用できます。これは、1つ目のIP電話のところで説明した、音声をパケットに変換するのを、自宅の特別な端末で行うのではなく、電話事業者の交換局で変換を行うことで、VoIPによる音声のやりとりを行っているのです。
 こちらは、一例として日本全国3分20円という料金がかかりますが、高速な回線や特別な端末は必要ありません。

 IP電話は安いと言われますが、当診療所のように市内への通話が多い場合は、通話料が安くなるよりも、高速な回線の利用料や、特別な端末のレンタル料などの費用の方が高くつくこともあり得ます。長距離の通話(千葉から北海道や沖縄へかけるとか)が多いのであれば、通話料が安くなるメリットは大きいと思われます。

このページの作成に当たり、次のページを参考にさせていただきました。

IP電話研究室
教えてIP電話

(2003/12/26 池田)

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