国産クリヤーボディ探求 クライマックスの躍進を探求 後編 |
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元祖「モデル・スピードライフ」誌1966年7月号No.9において、それまで同誌において広告や同誌通販ページにて紹介がなかったクライマックス製「ポルシェ・カレラ6」の製作企画ページが突然掲載された。 カラーの表紙にも富士スピードウェイを彷彿させるピットでガルウイングを開けてピットインしているクライマックス製カレラ6と、タミヤ製プリンスR380(第3回日本グランプリ仕様車に改造されている)がストレートを走る姿を上手く再現しているジオラマであった。 |
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「モデル・スピードライフ・リターンズ」第2号にクライマックスから発売された1/24スケール「アルファロメオ・カングーロ」キットやゴーセンなどとの共同企画キットなどを紹介してきたが、前編内容以降のクライマックスの活動については資料が見つからないため不明であった。 ところが、先に述べたように元祖「モデル・スピードライフ」に突如と言ってよいと思うがポルシェ・カレラ6の製作ページが掲載されたことは正直なところ驚いてしまった。それまでのクライマックスの販売促進の宣伝広告等が当時の「模型とラジオ」、「模型と工作」ならびに同誌のハンドブック等にもアルファロメオ・カングーロの紹介は別としてほぼ紹介された事実はなかったため、クリヤーボディメーカーとしてのクライマックスはほとんど知られていなかったと思われる。 また、元祖モデル・スピードライフ誌(科学教材社)の通販ページにも創刊からクライマックスのクリヤーボディが紹介されたことはなく、上記の製作企画ページが出た翌月8月号No.10に初めてポルシェ・カレラ6が紹介されたほどであった。その辺のところは、その後ライバル関係となる「ライト工業」とは対照的である。 いずれにしても、このポルシェ・カレラ6のクリヤーボディがクライマックスの再出発となったことだけは確かであった。 そして、元祖「モデル・スピードライフ」1966年11月号No.13において、初めて潟Nライマックスとして、同誌に1/4ページの大きさではあるが、広告が掲載された。 しかし、この広告には、新発売の1/24 フェラーリ330P3とホンダF1(RA273)、そして、ポルシェ・カレラ6、さらに過去にゴーセン等シャーシと合体キットで使用したことがある1/24 チャパラル2Cと1/32のメルセデス・ベンツF1のみ掲載され、過去に作られたキットのカングーロ、合体キット、エルバ、そして、アバルトなどのクリヤーボディ単体は販売リストから消されていたのだった。 |
![]() TOP : The first ad published by Climax in Model Speed Life magazine. |
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