● 受精前〜妊娠3週末まで「無影響期」
受精前から受精2週間以内(妊娠3週末)に薬剤の影響を受けた卵子は受精能力を失うか,受精しても着床しなかったり,
妊娠早期に流産として消失します。
しかし、体内でしばらく残ってしまう薬は注意が必要です。
例えば,
風疹生ワクチン
接種後2ヶ月は避妊
金チオリンゴ酸ナトリウム(シオゾール)
慢性関節リウマチの注射剤
脳や心臓,四肢など,重要な器官の多くが形成される時期です。
特に注意する薬としてホルモン剤,ワーファリン,向神経薬,脂溶性ビタミンなどがあります。
脂溶性ビタミン
ビタミンA,D,E,K・・・体内に蓄積
ビタミンAは,1日1万単位以上で奇形発生増加
きちんと医師の診察を受けて処方してもらって下さい。
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妊娠8週〜11週
「相対危険期」
妊娠12週〜15週「比較危険期」
奇形になる可能性の高い時期を「臨界期」と呼ばれていて、妊娠4〜9週が最も危険だとされています。
12週くらいまでは、奇形誘発に敏感な時期なので、薬の服用には慎重になる必要があります。
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妊娠16週〜分娩まで「潜在危険期」
この頃には、薬によって奇形児が産まれる心配はありませんが、胎児の機能的発育に