更年期障害に使う漢方薬って?
更年期障害に使われる漢方薬の処方をあげてみます。
@柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
便秘の傾向があり、肩こり、動悸、不眠、不安がある場合。
A桃核蒸気湯(トウカクジョウキトウ)
月経が乱れがちで、のぼせ、顔の火照り、肩こり、便秘がある場合
B桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
桃核蒸気湯より症状が軽く、便秘はなく、冷えのぼせがある場合。
C三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)
頭部に充血感があり、のぼせ、いらいら、不眠、便秘がある場合。
D加味逍遥散(カミショウヨウサン)
のぼせ、冷え、肩こり、めまい、不安、不眠、など不定愁訴が多い場合。
E抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)
怒りっぽく、いらいら、興奮、不眠がある場合。
F柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)
のぼせ、上半身が発汗しやすい、肩こり、胃腸がよわいなどの症状がある場合。
G半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)
のどに何かつかえているような感じがし、イライラ、みぞおちのつかえなどがある場合。
H桂枝加竜骨牡蠣湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)
不安、のぼせ、肩こり、動悸、不眠、髪が抜けやすいなどの症状がある場合。
I当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
色白で月経不順があり、手足が冷えやすく、疲れやすい場合。