マーガリンにはトランス脂肪酸が多く含まれている
ほとんどの方は、植物油からつくられるマーガリンは体に良いと思われています。しかし、マーガリンにはサラダオイルなどの食用油に比べ、トランス脂肪酸が10倍以上含まれています。
バターは体に悪いからとマーガリンを使われている方は、動脈硬化や心筋梗塞などを起こしやすくなっています。マーガリンを止め、バターかトランス脂肪酸の非常に少ないマーガリンに変えることが先決です。日本で販売されているほとんどのマーガリンには、トランス脂肪酸がおよそ10〜14%くらい含まれています。
これだと、日本で販売されているマーガリンのほとんどがオランダやデンマークでは売ることができません。いくら植物油からつくったマーガリンでも、トランス脂肪酸が10〜14%くらい含まれているのであれば、飽和脂肪酸であるバターの方がよほど健康的です。
1999年6月に厚生省(現・厚労省)も「第6次改定日本人の栄養所要量」で、「トランス脂肪酸の摂取量が増えると、血しょうコレステロール濃度の上昇、HDLコレステロール濃度の低下など、動脈硬化症の危険性が増加する」と認めています。それなのに国民には、トランス脂肪酸のことはほとんど知らされていません。コレステロールを減らすということで、トクホマークのついた食用油には、トランス脂肪酸が普通の食用油の約5倍の5.2%(03/06/16 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会会議事録)も含まれています。