●栄養のバランスを考える
……1日30品目を目標に、腹八分目にする。理想の献立は、主食+1汁+2〜3采。
●糖質の取り過ぎに注意する
……果実類は意外に糖質が多いものです。砂糖は1日20gくらいが適当。
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味付けを薄めにし、塩分を控えましょう。
●野菜や海草類など、食物繊維が豊富な食品をとる
……野菜に含まれるビタミン・ミネラルは血管の老化を防ぐなど、動脈硬化の予防にもつながる栄養素です。食物繊維は、腸内で脂肪や糖質を吸着して一緒に排泄させてしまう働きもあります。
●調理法の工夫で脂肪をカット
……肉類はできるだけ脂身の少ないものを選びましょう。鶏肉は皮を取りましょう。同じ素材でも油を使わない調理法(ゆでる、網焼き、蒸し焼きなど)を心掛けましょう。電子レンジを使えば油いらずで調理もスピーディです。
●油分を控える
……まずは、バター、マーガリン、ドレッシング、マヨネーズなどの調味料を控えてみてはどうでしょう。最近は体脂肪が付きにくい油などが発売されてます。オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあるとして注目されています。油脂類は1日大さじ2杯までが目安です。
●週に3〜4回は魚類のメニューにする
……魚類に含まれる脂肪は善玉コレステロールを多く含んでおり、動脈硬化を防いでくれます。
●脂肪を減らす食べ物の摂取
……〔青魚〕いわし・さば・さんまなど青魚の脂肪に含まれるエイコサペンタエン酸は、肝臓での脂肪合成を抑えて、血液中の脂肪の増加を抑える働きがあります。
……〔大豆〕肝臓で糖質が脂肪に変わるのを抑える働きがあります。
●適度な運動習慣を身につける
……運動を併用しない食事制限は、逆に体脂肪を増やすという報告があります。体脂肪を燃やすためには、酸素を取り込みながら行う運動が効果的。歩行・ジョギング・ラジオ体操・水泳などの全身を使う運動が良いとされています。1日1万歩以上の歩行も目標に。体脂肪の減少には少なくとも1回20分、週3回以上が理想的。エレベーターを使わずに階段にしましょう。日常生活をキビキビと行うだけでも消費カロリーは増えます。いきなり強い運動をせず軽い運動から始め、徐々に慣らしていきましょう。
●休日のテレビを見ながらのごろ寝は止める
●睡眠不足、夜更かしはやめる
●生活のリズムを大切にする
●過労、ストレスに注意する
……ストレスを感じると、脂肪細胞にたくわえられている脂肪が血液中に溶け出し、血液中の脂肪量が増え、動脈硬化などを引き起こす可能性があります。
●たばこ
……そのものが動脈硬化を引き起こす危険因子です。