【なぜ肥満は健康に良くないか?】

1.体の各器官に負担がかかる
人間の体は25歳前後に、その時の体重に見合って諸臓器が完成します。それ以降に体重(脂肪)が増えると、増えた分だけ負担がかかります。

2.心臓への負担
人間の体は、太ると太った分だけ毛細血管が伸びていきます。心臓は伸びていった遠くまで血液を送り出そうとして、圧力を上げていきます。太ると太った分心臓は働かなくてはいけないわけで、こうして高血圧の原因になっていきます。また心臓そのものにも脂肪がたまり、冠動脈の硬化・心筋梗塞・狭心症を誘発する危険性が高まります。

3.骨・関節への負担
特に下肢(ひざ)に大きな荷重を受けるために、ひざ関節症(変形性関節症)を引き起こします。膝に水がたまるといった症状が一般的です。


                               

【生活習慣改善アドバイス】
●朝食をしっかりとる
●早食い、ながら食いはしない
●間食を控える
●夕食は就寝3時間前までに済ませる
●アルコールを飲むときには、食べ過ぎない
……酒類はカロリーが高く、食欲も増進させるので肥満の大敵です。日本酒2合、ビール大2本までが1日の目安、週に1度はノーアルコールの日を作りましょう。
●規則正しく食事をする
……食事の量を減らすよりも、1日3食、決まった時間に食べることが大切。食事と食事の間隔が開きすぎるのもよくありません。