体型で見ると、肥満は大きく二つのタイプに分けられます。

                           

リンゴ型……腹部を中心に脂肪が付くタイプ。 内臓脂肪型肥満とも言います。内臓脂肪は男性の方がたまりやすく、年齢と共に増えていきます。女性は閉経後にたまりやすくなります。

洋ナシ型……お腹から下半身にかけて脂肪が付くタイプ。 皮下脂肪型肥満とも言います。女性はもともとホルモンの関係で皮下脂肪が付きやすい体質です。
 

【 あなたはリンゴ型? 洋ナシ型?】
ウエスト周囲を測る
男性で85p以上、女性で90p以上あればリンゴ型肥満


ウエストとヒップの比率から計算する

ウエスト÷ヒップ

0.8以下 洋ナシ型肥満
0.8〜1.0 リンゴ型肥満ぎみ
1.0以上 リンゴ型肥満

【肥満は万病のもと】
肥満は万病のもとであり、死亡率も高いと言われています。肥満に伴って死亡率が高くなる病気は、脳血管障害・心臓血管障害・肝硬変などがあり、女性の場合は、子宮がんや乳がんとの関係も指摘されています。

【肥満は生活習慣病のはじまり】
糖尿病・高血圧・高脂血症は肥満が深く関係しており、症状が進行するとさらに心筋梗塞や脳梗塞などの冠動脈疾患を発症する確率が高くなります。肥満の人はそうでない人より、糖尿病で5倍、高血圧が3.5倍、心疾患が2倍かかりやすいと報告されています。特に内臓脂肪型肥満は 、動脈硬化を引き起こす危険が高いことがわかっています。

【なぜ太るのか?】
食べ物から摂取するエネルギーが日常生活で消費するエネルギーより過剰なためです。肥満になる原因は、食べ過ぎと運動不足などの生活習慣によるものがほとんどです。