信用調査会社の東京経済(平成28年4月19日付)によると
掲載元URL=http://www.tokyo-keizai.com/archives/23791
「十和田国際カントリークラブ」(18H、青森県上北郡六戸町犬落瀬字坪毛沢25-126、TEL:0176-55-3106)を経営の青森県観光開発(株)(山田英興代表)は、4月11日までに東京地裁へ民事再生法の適用を申請したことが判明した。
十和田国際CC URL=http://www.towadakokusai.com/ (表示方法)
申請代理人は濱田広道弁護士(濱田広道法律事務所、東京都新宿区四谷1-8 四谷小川ビル4階、TEL:03-5360-7030)。
ゴルフ人口の減少や低価格化に伴い減収を余儀なくされ、平成27年3月期の売り上げは3億円内外とピーク時の半分程度にとどまり、これに預託金の償還問題もあって厳しい資金繰りが続いていたとの理由で、再生法申請に至ったようだ。
十和田国際CCは、昭和39年6月開場で八戸自動車道・八戸ICより24q、JR東北本線・三沢駅から約10分に位置し、樹木は少ないながらも各ホールはおおむねフラットな林間・丘陵コース。
負債は、2015年3月期時点で約15億8000万円が見込まれている。
今後は、(株)下北スリーハンドレッドゴルフクラブ(青森県上北郡六ヶ所村尾駮字上尾駮345-1、TEL:0175-72-3636)の支援を受けて再建を図るようだ。
下北スリーハンドレッドGC(旧・六ヶ所CC) URL=http://sk300-golfclub.com/
参考までに、十和田国際CC(会員数約1450名)の4月21日現在の会員権相場(名変料10万円、年会費1・5万円=税別)は、売り20万円に対し買いは”相談”となっている。
↓↓↓ 平成28年4月27日追加
東京地裁へ民事再生法の適用を申請した十和田国際CCの経営会社・青森県観光開発(株)は4月18日、同地裁において再生手続きの開始決定を受けた。
再生債権の届出期間は5月16日まで、再生債権の一般調査期間は6月20日〜6月27日までとなっています(事件番号:平成28年(再)第15号)。
↓↓↓ 平成28年10月6日追加
十和田国際CC、下北スリーハンドレッドGC支援の再生計画案を配布
民事再生手続き中で十和田国際カントリークラブの経営会社・青森県観光開発(株)(山田英興代表取締役)は、このほど会員を含む一般債権者にスポンサー支援型の再生計画案を配布した。計画案は、11月1日締切りの書面投票及び同月9日に開催される債権者集会で決議されるという。
計画案の骨子は既報通り、
資本金の減増資で下北スリーハンドレッドGCを経営する(株)下北スリーハンドレッドゴルフクラブ(堀ノ内義之社長)が株式を取得して再建を支援するもので、青森県観光開発の山田代表は退任する。
会員等への弁済条件は
・退会会員へは、預託金を85%カットし残りの15%を一括弁済する。
・継続会員へは、15%を新預託金とした新証券を発行する。
ちなみに、現会員数は1800名以上で、その預託金総額は約14億5000万円となっている。
↓↓↓ 平成28年11月21日追加
十和田国際CC、再生計画案が可決し、同日東京地裁から認可決定
既報通り、十和田国際カントリークラブの経営会社・青森県観光開発(株)の債権者集会が11月9日に開かれ、賛成多数でスポンサー型の再生計画案が可決し、同日東京地裁から認可決定を受けた。
計画案は、前述通りとなっている。
|