帝国データバンク(平成26年7月2日付)http://www.tdb.co.jp/ によると
「岩手」 (株)一関カントリー倶楽部(資本金6100万円、一関市萩荘字黒木1-4、代表東道男氏)と関係会社の大地商販(有)(資本金300万円、一関市萩荘字黒木2-8、代表佐藤友吾氏)は、6月30日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は大川康平弁護士(東京都中央区八重洲1-7-15、電話03-3274-2571)。
(株)一関カントリー倶楽部は、1978年(昭和53年)4月にゴルフ場「一関カントリークラブ」の運営を目的に設立。88年には18ホールから27ホールに増設し、クラブハウスをオープンさせるなど積極的な営業展開をしていたが、業績低迷が続くなか、親会社が度々変更するなど経営基盤も弱く、財務内容は悪化。
その後、2005年1月には、関係会社の大地商販(有)に、ゴルフ場運営など大半の事業を委譲し、ゴルフ場の土地及びクラブハウスの賃貸専業となり、2012年12月期の年収入高は約4900万円を計上していた。
しかし、過去の設備投資に伴う借入金が膨らみ、大半の債権がサービサーに譲渡されていたほか、ゴルフ人口の減少と消費低迷の影響でゴルフ場のプレーヤー数は伸びず、多額の長期未収金と預託金から大幅な債務超過に陥っていた。6月末の決済見通しが立たず、今回の事態となった。
大地商販(有)は、2002年(平成14年)11月の設立。2005年1月より「一関カントリークラブ」の運営を手がけ、2013年11月期の年収入高は約2億7000万円を計上していたが、雪のために営業期間は4月〜11月頃までと短く、今季オープン前の豪雪もあり、最近は27コースのうち18コースのみの運営となるなど、プレーヤー数も低迷し、今回の事態となった。なお、ゴルフ場は営業中で、スポンサーを募集している。
負債は、(株)一関カントリー倶楽部が債権者数約5667名に対し約86億7800万円、大地商販(有)が債権者数約96名に対し約2億7500万円、2社合計で約89億5300万円。
・・・・ ここまで ・・・・
一関CC URL=http://www.ichinoseki.co.jp/ (表示方法)
岩手県一関市萩荘字黒木1-4、TEL:0191-24-4411、6708ヤード パー72
同CCは、東北自動車道・一関ICより9q、JR東北本線・一関駅から15分に位置する丘陵コースで、9ホールずつ性格の違う27ホールのゴルフ場(現在は18H営業)。ちなみに、同CCは名義書換停止中のため会員権相場は建っておりません。
なお、(株)一関カントリー倶楽部の債権者数5667名の内、同ゴルフ場の会員は5620名で負債額は59億2489万円となっております。27ホール規模のゴルフ場でこの会員数は、はっきり言って多すぎですね。
10月14日に東京地裁にて債権者説明会を開催する予定だそうです。
↓↓↓ 平成26年7月7日追加
破産管財人・大川康平弁護士からの挨拶及びQ&A(下記URLをコピーして貼り付け)
http://ichinoseki.co.jp/wp/wp-content/uploads/2014/07/475d2bfb843840ed8c0170236e7b32c0.pdf
・預託金返還請求権について、配当を見込むことは困難
・スポンサーの選定経過等については、適時ホームページにてご報告
・・・・等を案内している。
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