東名根羽カン卜リークラブ(とうめいねば、18H、長野県下伊那郡根羽村字382-93、TEL:0265-49-2311)を経営の東名ゴルフ(株)(加藤義孝代表取締役)は、同CCを4月末日頃に売却する旨を3月31日、弊社が加盟する関東ゴルフ会員権取引業協同組合(KGK)に対して報告した。
4月末日までに東名根羽CCの事業を新会社設立という形で分離し、新設された会社の株式全部をを(株)市川ゴルフ興業(東京都練馬区大泉学園町8-18-10、市川金次郎代表取締役)に譲渡する予定。
東名根羽CC URL=http://www.mis.janis.or.jp/~neba.cc/
金融機関の仲介により(株)市川ゴルフ興業から前向きに同CCを譲り受けたいという要望があり、3月28日に株式譲渡契約を締結したというもので、売却価格に関しては発表を控えているようだ。
売却に至った理由として、下記のように述べている。
東名根羽カン卜リークラブは昭和51年の開場以来38年の長きにわたって、皆様のお引き立てのもと営業を続けてまいりましたが、一方でバブル崩壊後からは毎年多額の赤字を計上し、この20年間近くは非常に苦しい経営を強いられてまいりました。
弊社といたしましては経費削減や集客などの営業努力をして赤字幅を縮小すぺくできる限りの方策を講じてまいりましたが、解消されることばなく、かえって徐々に膨らんでまいりました。
私どもはこのまま営業を続けることは困難との危機感を覚え、誠に残念ではありますが東名根羽カン卜リークラブを譲渡する決断をするに至りました。
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また、3月31日をもって同CCの名義書換(正会員名変料20万円、年会費2万円=各税別)を停止することも案内されている。会員(約700名)の権利・義務も市川ゴルフ興業が継承するものと思われるが、預託金を含めた詳細内容は発表されていない。
なお、東名ゴルフでは東名古屋CC(昭和39年設立、36H、愛知県豊田市篠原町大沢3)と名古屋広幡Gコース(昭和51年設立、18H、愛知県豊田市広幡町大洞南奥36)を経営しているが、発表にはないが両コースは継続して運営していくようだ。
東名古屋CC URL=http://www.higashinagoya.cc/
名古屋広幡Gコース URL=http://www.hirohatagolf.com/
ちなみに、(株)市川ゴルフ興業は今年に入って、2月7日にジャスダック上場の一正蒲鉾(株)から「イーストヒルゴルフクラブ」(新潟県)を所得することが判明。3月13日にはPGMグループから「きぬがわ高原カントリークラブ(栃木県)を5月9日付けで取得することも判明している。
→ 市川ゴルフ興業、イーストヒルGCを取得へ
→ 市川ゴルフ興業、きぬがわ高原CCを取得へ
今回の東名根羽CC取得で、市川ゴルフ興業グループとしては26コース目となり、積極的にゴルフ場の買収を進めているようだ。長野県では平谷CCに次いで2コース目となる。
市川ゴルフ興業グループゴルフ場=http://www.kazancc.jp/group.html
↓↓↓ 平成26年4月10日追加
4月末にクラブを解散して、会員(約700名)には預託金全額を返還する方針という。
↓↓↓ 平成26年6月3日追加
平成26年5月1日、東名根羽カントリークラブの新経営会社が、根羽カントリークラブ(株)(市川金次郎代表、本社=コース)となり、ゴルフ場名を「根羽カントリークラブ」に変更した。既報通り、会員には預託金全額を返還しパブリックでの再スタートとなった。
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