糖尿病・代謝内科

糖尿病・代謝内科

糖尿病は血糖をさげるホルモンである「インスリン」の作用不足のために血糖が上昇する病気です。 日本だけでなく世界中で増加しています。 基本は食事療法と運動療法であることは、昔からかわっていません。 お薬に関してはこの20年で大きく変化しています。 20年前は2種類しかなかったのですが、現在7種類のお薬が使用されています。 インスリンも効き目が持続する時間、効き目がでるまでの時間等が改善されています。
糖尿病治療の最大の目標は、「健康な人と変わらない日常生活の質の維持」です。 そのためには合併症を予防しなければなりません。合併症の基本は動脈硬化です。 つまり糖尿病特有の神経、眼、腎臓の障害だけでなく、心臓、脳の血管を守らねばなりません。 そのためには、糖尿病だけでなく高血圧、脂質異常症、慢性腎臓病にも注意が必要です。 禁煙は絶対的に必要です。
日本の糖尿病患者さんの増加は、ほとんどが高齢者です。 高齢の方は治療にも十分な注意が必要です。低血糖や薬の副作用が出やすいのです。 当院では教育入院や糖尿病教室を開始しました。 日々変化する情報をみなさんにお知らせします。外来でお待ちしています。