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平成19年1月1日発行 第44号 【更新/2007年1月7日】 |
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2. 子育てひろば |
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3. のびのび予定表 |
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4. あそぼう赤ちゃん |
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5.【お知らせ】 |
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6.【編集後記】 |
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1.あけましておめでとうございます |
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社会福祉法人しののめ会 理事 亀田 好子(かめだ たかこ) |
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「とも」の『かりんとう』が売れています。 |
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昨年(2006年)の夏のことです。そば粉入りのかりんとうを一つまみ頂き食べた時、なぜか「誰が、どこで作って売っているのかなあ」と思いました。 |
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そして、その翌日には、袋のラベルの住所を頼りに沼田市(群馬県沼田市利根町平川)の『泙川食品(ひらかわしょくひん)』というお店まで車を飛ばしていました。 |
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『泙川食品』は奥さん一人で20年、かりんとうだけを製造販売していた個人のお宅でした。近くには数件の人家はありましたが、夏は高原野菜が採れ、冬は雪に覆われる・・・といった本当に山深いところにありました。 |
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『泙川食品』の奥さんに私は「どうしてかりんとうだけを製造しているのですか?」とたずねました。 |
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すると奥さんは「こんな山奥での現金収入を考えました。近くには働きにいけるようなところはないし、地産地消の胡麻や小麦粉、そばを使って何かできないかと考えて、思いついたのが『かりんとう』だったんです。このかりんとうで3人の子どもを育てることができました。」と答えてくれました。 |
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私はこの時、この山奥にある『泙川食品』を訪ねてよかったと思ったのです。 |
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何もないところから作り出す力は、人間の本当の底力となるし、奥さんの生き様を垣間見たような気がしました。 |
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決して高望みはせず、自分でできることを考え、毎日を積み重ね、かりんとう一筋に頑張ってきた『泙川食品』の奥さんにとても心打たれたのでした。 |
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「よし、私もかりんとうを作ろう。私は私なりのかりんとうを作ろう」と心に決め、帰路につきました。 |
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基本の材料をアレンジし「とも」の販売品となるものにしなくてはなりません。 |
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知的障害者の彼らは手に力を入れることが不得意です。そこで、うどん作りのように、厚いビニールを敷き、足で踏んでコシを出す方法を考えだしました。こうすれば力が足りない彼らもかりんとう作りの一工程を担うことができます。揚げ具合や砂糖のからませ具合など難しい工程は職員が担当します。 |
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こうしてできたのが「とも」の『かりんとう』なのです。 |
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【PR】「とも」の『かりんとう』は1袋210円で販売しています。 |
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2.子育てひろば |
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【テーマ】子どもの絵(その4) |
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子どもの絵も、年長児クラスになります。幼児期の総仕上げともいえる年齢の絵は、どう見ていけばよいのでしょうか? |
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4から8歳の時期を「知的リアリズム期」とよんでいます。その表現の特徴をみてみると、1つには、目で見える真実ではなく、(子どもにとって)知っている真実を描くということです。 |
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もうひとつは、目で見えるようにではなく、頭で知っているように描くという特徴があります。 |
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たとえば「顔は丸いものでその中に目が2つある」というように、図式的概念的に描くということです。概念的といっても、お人形さんとチューリップというような固定化した概念画とは区別します。 |
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そして、5、6歳ごろになると、画面の下に一本の基底線が引かれ、上空には太陽が描かれ、基底線上に人と人、人とモノ、モノとモノなどの関係や状況が話しことばに即した形で展開されるようになります。 |
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このように基底線表現は、空間の系列化(=まとめあげ)で、上部の太陽は上だよというしるし(=確認)であり、上下左右の認識が成立し、3つの世界が形成されはじめたということです。時間の流れや因果関係が認識できるようになってきたともいえるでしょう。 |
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「子どもの絵」と軽く捉えがちですが、子どもたちは全文化的力量をもって表現している、その発達の姿そのものといえます。 |
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私たち大人は、このような幼児期の表現の特徴をよく理解し、大人の目で子どもの絵を判断するのではなく、子どもたちの絵の中にある胸の思いや訴えに耳を傾け、共感をもってこれを受け止めていくことが大切だと思います。 |
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最近、テレビの映像に心を動かしテレビのイメージで頭の中がいっぱいになっている子どもが多くなっているようです。 |
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よい文化に出会わせ、自分らの生活に目を向け、心を動かし、生活の中からイメージをつくりだしていく子どもに育ってほしいと思います。 |
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子どもたちにとっての真実を語る活動を保障し、その力を充実させるのは我々保育者の役割です。それとともに、生活の土台を築くのは家庭といえるのではないでしょうか。 |
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【出典】この文章は新見俊昌著『幼児の美術教育』を参考に制作しました。 |
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★関連ページ・・・愛泉保育園のページで年齢別の絵の変化を写真で解説しています。 |
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【注意】画像を多く使用しているページです。ほかのページより表示されるまでに時間がかかる可能性があります。 |
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3.のびのび予定表 |
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【お知らせ】「のびのび」には動きやすい服装で、また場所によっては汚れてもいい服装でおいでください。 |
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【ご注意】お車でお越しの際は、くれぐれも路上駐車にならないようにご協力をお願いいたします。 |
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1.月曜日開催「のびのび」 |
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【場所】愛泉保育園 【時間】午後1時から2時30分ごろまで |
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【開催日】1月15日・22日・29日/2月5日・19日・26日/3月5日・12日 |
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2.水曜日開催「のびのび」 |
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【場所】城南公民館 【時間】午後1時から |
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【開催日】1月10日・17日・24日/2月7日・21日・28日/3月7日・14日 |
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【詳細は下の表を参照してください】 |
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3.土曜日開催「のびのび」 |
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【場所】愛泉保育園 【時間】午前9時から |
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【開催日】1月13日・20日/2月3日/3月3日・17日 |
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●愛泉保育園のリズム室でおこないます。 |
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●愛泉保育園に在籍していない子どもさんでも参加できます。お母さんだけでなく、仕事が休みのお父さん、ぜひ参加してみてください!お待ちしております! |
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●駐車場は、愛泉保育園の裏にあります。また、狭いですが「ぽぽろ」の入口の通路に駐車して下さい。 |
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『のびオヤジ団』だより |
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〜がんばれ!のびオヤジ〜 |
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第1回の「のびオヤジ」は愛泉保育園の年長クラスのお父さんが、キャンプの時に習得したロープワークを生かして、園庭の立木と立木をロープでつないでの「綱渡り」でした。 |
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子どもたちは上部のロープにつかまり、下のロープに足をのせて、横に渡ったり、揺らしたりして大喜びでした。 |
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お父さんたちは、子どもの喜ぶ姿より、「あーでもない」「こーでもない」とロープワークの習得に専念?・・・の様子でした。 |
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何にでもすぐにハマッてしまう「オヤジたち」でした。 |
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つぎはどんなことをしてくれるのでしょうか? |
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4.あそぼう赤ちゃん |
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月曜日から金曜日の朝、9時から10時頃まで愛泉保育園の0歳児クラスの子どもたちと一緒におこないます。 |
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4月、6月に入園した子どもさんは、お母さんの育児休暇中に「あそぼう赤ちゃん」に通ってきていたので、場所や保育士に慣れていて、入園後の保育園の生活への慣れも早く、ベットの柵や暖房器具の網につかまり立ちし、友達同士、保育士と「いないいないばあ〜」と楽しむなど、元気に遊んでいます。 |
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5.お知らせ |
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6.編集後記 |
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子どもの頃の衣服は、今のような風を通さず保温性に優れた素材ではなく、二十数年前の保育園の暖房も、今のような床暖房や大型温風ヒーターなどありませんでした。 |
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ありがたいことだとは思いますが、その分、大人も子どもも『たんれん』を意識して生活する必要があるかもしれませんね。 |
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