トップページ 医師会へのアクセス 医師会長の挨拶 事業内容 組織と構成 医師会史 リンク 特定健診情報
西彼杵医師会 診療所・病院の案内
乳児、幼児の水分管理
 今回は乳幼児の水分管理についてお話します。人の体の体重に占める水分量は、年齢により異なります。肌がみずみずしい赤ちゃんの場合70〜80%もありますが、成長とともに減少し、成人では約60%になります。
 小児期の1日の平均的な水分必要量は、新生児で400〜500ml(125-150ml/kg)、3ヶ月児で750〜850ml(140-160ml/kg)、6ヶ月児で950〜1100ml(130-155ml/kg)、1歳児で1150〜1300ml(120-135ml/kg)、2歳児で1350〜1500ml(115-125ml/kg)、4歳児で1600〜1800ml(100-110ml/kg)、6歳児で1800〜2000ml(90-100ml/kg)です。
 大体これくらいの量の水分を母乳や飲み物、食事から毎日取っています。
 もし、水分補給が適切に行われなかったり、体からいつもよりも多くの水分が失われた場合は、体に大きな変調が現れます。これを脱水症といいます。
 体内の水分の割合が多い子供は脱水症になりやすく、例えば冬場に流行する嘔吐下痢症に罹ったときや高熱や、自家中毒のような吐き気が持続し水分が取れない場合、夏場に大量に汗をかくような場合などがあげられます。お子さまが乳幼児の場合は、特に重症化しやすいので注意が必要です。
 体の水分は、3%以上失われると様々な症状が現れます。10%以上失うと、入院しなくてはならない場合が多くなります。脱水症のサインとして頭痛やめまい、倦怠感、口の渇き、目がくぼむなどがあります。
 乳児の場合、顔色不良や不機嫌、体重が急に減った、体の皮膚のしわやたるみが目立つなども注意点です。 もし、脱水状態になった場合水分補給がかかせませんが、補給する水分に注意しましょう。
 体内の水は電解質(塩分)を含んでいるので、ただの水やお茶だけの補給では電解質が薄まってしまい脱水状態が改善しません。脱水から回復するためには、失われた水分と同時に電解質を補給することが重要です。水分と電解質をすばやく補給できるようにナトリウムとブドウ糖の濃度を調整した飲料があります。これをORS(Oral Rehydration Solution:経口補水液)といいます。経口補水療法といって軽度から中等度の脱水状態時の対応として、経口補水液を飲ませる治療法が最近注目をあびています。点滴と違って自宅でできるので、全身状態が安定していて口から飲める場合は、この経口補水療法が適していることがあります。詳しくはかかりつけ医にご相談ください。
ひろた小児科 広田 哲也

 

診療所・病院案内
休日当番医
病気のお話
一般社団法人 西彼杵医師会
〒851-2105
長崎県西彼杵郡
時津町浦郷396番地25

会員様へのお知らせ 会員様専用ログイン