こんなことから音というものが気になりだした

 家に弦楽器があったが興味はなく機械や電気に走っていた。とはいえ、音楽は嫌いではなく幼少の頃叔父からハーモニカをもらったのが原因なのか、何となくブラスの音が好きだった。高校でブラスバンドを始めたが中断し大学で楽器を貸してくれるブラスバンドに所属し学生時代を過ごした。専攻が電気だったものだから、実験などで多忙で学業・部活半々の生活を送った。卒業して三十余年を経過し、昔が懐かしくなり、出来るのは体力の残っている今の内ということでバリトン・ホルンなるものを買ってきた。昔は、トロンボーンだったが、多少はピストン楽器でも遊んでいたので、音の柔らかいものにすることにした。家族からは息切れしている・音がふらついているなどなどいろいろと言われるが、所詮自己満足でよいのだから日本の歌・世界の民謡・映画音楽相手にマイペースで音を出している。

 さて、あるときある人が私の妻に向かって「奥さん平均律と純正律」がわからないのでと質問している。妻もわからない「学校で本を買わされ、こうなっているというだけで、具体的な説明講義を受けたことはなかった」などといいながら何十年も前には買っていたがピカピカの本を出してきた。そこで私がのぞいてみた。電気屋だから、波・振動・共鳴・共振・弦長と張力と振動数などなどには一般知識がある。かなりのことがわかるような気がする。ただちに本を真剣にのぞき始めた。間もなく概略は理解でき説明をはじめた。妻は「貴方の頭はすぐそんな所に行くから!音楽を数学で聴いているの」などとニヤニヤしている。これまで、オクターブは周波数が倍と言うことを知っているだけで、音程というものを本当には知っていなかったし、意識もしなかった。こんなことが音というものが気になりだした切っ掛けである。

 特別に勉強したこともない私だが、素人なりに勝手な解釈でいろいろ記述してみよう。こんなことは音楽学校の生徒は、分厚い本で習うのかも知れないのだが、この素人講義の方が理解に役立つかも知れない。でも、嘘が書いてあるかも知れないので、その辺は先生にでも確認していただければと思う。しかし、これだけは少し数学的な知識がいる。そこまで、ここで解説するわけには行かないから、それは別途お調べいただこう。

音・音色・オクターブ・和音・唸り・なぜオクターブは12半音
純正律・平均律・和音
 純正律・平均律・和音の計算例
 単音や和音や唸りの波形例