驚異のラインダブラー登場 Stewartスクリーンの輸入代理店としておなじみの、[マルチフォニック・サウンド株式会社]より、低価格で超高性能なラインダブラーが発売されました。その画質をテストしましたが、驚くべき高画質を確認できましたのでご報告申しあげたいと思います。 ラインダブラー / PRINCETON社 / PSC−1000 / ¥180,000(生産完了)
まず始めに、マルチフォニック社からのプレスリリースを掲載いたします。 今般ラインダブラーを再度取り扱うことになりました。 最近ではプロジェクターも価格が下がり、またカード式やチップ搭載による廉価版も市場に出回っております。しかしながら廉価版はそれなりのラインダブラーという、ラインダブラーを使用しない方がましだ、という意見も聞かれるような現状です。 当社ではこの現状を根本から覆すべくラインダブラーの低価格品を提唱してきましたが、今回発売に至りましたPRINCETON(プリンストン)社製品はオールデジタル処理の10ビット色処理に加え、動き補完処理も従来のライン補完処理方式から、ピクセル処理補完方式に変え、更にフィルム画像の24コマから30フレームへの変換には2−3プルダウン検出を導入し(ファロージャ特許とは別方式)加えてその検出プロセスがランプにより表示できるものです。 この製品は上記処理方式の違いがそのまま画質に現れており、シャープな映像とスムースな動き、更に加えて色再現の正確さは見事な仕上がりです。是非他社製品と比較してみて下さい。 更に驚くべきことはこの価格です。定価18万円(逸品館・売価¥135,000)は市場の常識を越えた価格と考えます。しかし、本来ラインダブラーはこの程度の価格で提供しなければならず、加えてDVDプレーヤーのプログレッシブ化やデジタルテレビの2000年以降の高品位化などを考えますと、当然の動きと思われます。 また上述しました内容から、ラインダブラーの不要説もあるかと思われますが、過去にある膨大な量のビデオソフト、特にレーザーディスクソフトについてはプログレッシブとは別次元です。これらのソフトをDVDプログレッシブと近づけることは、決して無駄な努力とは思えません。 プリンストン製品を是非店頭にてご使用いただき、一人でも多くのお客様にラインダブラーの良さをご理解いただければと思います。 今まで私も「高価な3管プロジェクターの高画質」は、体験しておりながら、到底ホームシアターには「コスト面の問題で導入は不可能」とあきらめておりました。 しかし、最近のプロジェクターの高画質化、低価格化はすさまじく、現在取り扱っている[ NEC / MB810 (DLP方式) ・ ¥878,000 売価¥335,000 ]の画質は下手な3管プロジェクターを完全に凌駕します。 ここから先は、実際の投影画像をご一緒に検証いたしましょう。
DVD−5000 → S入力 PSC−1000 → 色差入力 DVD−5000 → S入力 PSC−1000 → 色差入力 DVD−5000 → S入力 PSC−1000 → 色差入力 DVD−5000 → S入力 PSC−1000 → 色差入力 DVD−5000 → S入力 PSC−1000 → 色差入力 ご覧頂いた映像は、デジカメ(OLIMPUS/C−1400)で撮影し、JPEGで圧縮転送された画像です。 DLP方式の良さは、「走査線が見えないこと」と「発色がナチュラルなこと」この二つに集約できると思うのですが、PSC−1000を使うことで、3管プロジェクターと比較しても、さらに「DLP方式の方がフィルムライクな画質」であると感じました。レンズの違いまで分かるくらいの画質と申しあげても決して過言ではないと思います。 私は、本当に良いものは強引にお薦めしたい方です。 三菱/LVP−L10000との組み合わせ さて、DLP方式とは非常に相性が良かったPSC−1000ですが、液晶プロジェクターとの組み合わせではどのような効果があるのでしょう?
DVD5000 → S入力 PSC−1000 → RGB入力 L10000とPSC−1000との色差信号による接続には、L10000のちょっとした調整が必要です。 この調整を行わない場合、「ブラック・レベル」が正しく設定されず、画面は「ハレーション」をおこしたように白っぽくなってしまいますので注意して下さい。 ラインダブラーの画質検証のアンケート結果を参照する(クリックして下さい)。
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