学習会報告 (2008年10月15日)
「六ヶ所村再処理工場は今どうなっているのか!?
〜小山英之さん(美浜の会代表)を囲む会〜」
16名が参加してくださいました。
はじめに、10月2日原子力安全・保安院へ申し入れた要望書への賛同が集まったことに
小山さんから感謝を述べられました。
みなさま、ご協力ありがとうございました。
再処理工場は国の核燃料サイクル政策で重要な鍵を握る位置づけにあります。
電気の3割をまかなっているといわれる原子力発電所(以下、原発)は、発電後に使用済み核燃料という残骸ができます。
その残骸を安全に管理する為プールに保管されているのですが、そのプールが満杯になると原発が動かせなくなってしまいます。
そのために再処理工場を稼動させたい強い動機があるのです。
とりあえず使用済み核燃料を貯蔵するという選択はされていません。
どこも貯蔵したくないからです。
青森県側としても財政難から再処理工場を誘致はしたものの「高レベル放射性廃棄物の最終処分地」にはなりたくない思惑から、安全に留意して核燃料サイクル政策を早く進めて欲しいという立場をとっています。
15日現在、ガラス固化体の製造は、付着物が詰まるという根本的な問題を抱えつつも推し進められ、試験運転が続けられています。
また原因は白金族なのではないかという市民の見解に答えないものの、既にその見解を踏まえた常設のかき混ぜ棒が付いた新型溶融炉の考案などがなされています。
その新型溶融炉の費用は140億円で税金と電気料金から出されます。
再処理工場の「今」には、問題が多々あるという現実を冷静に学ぶことができました。
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