学習会報告
「六ヶ所村再処理工場は今どうなっているのか!?
〜小山英之さん(美浜の会代表)を囲む会〜」 @
@核燃料サイクルと高レベル放射性廃棄物
・六ヶ所再処理工場には全国の原発から使用済み核燃料(放射能)が集積。
(2008.8末の受入量は100万kW原発内の量にして約26.5基分)
・使用済み核燃料のうち、リサイクルといえる率は1%程度
A もし、再処理工場が止まれば?
・使用済み核燃料が各原発サイトにあふれ、原発を止めざるを得なくなる。
(再処理推進の強い動機)
・プルサーマル(ウランとプルトニウムを混ぜた燃料で原発を稼動)推進の口実が白紙
⇒核燃料政策全体が破綻してしまう(=再処理工場は核燃料政策の鍵である)
B 再処理の現状(2008.8末)
・100万kW原発の使用済み燃料にして、約4.2基分をせん断。
うち0.3基分をガラス固化。
⇒3.9基分の高レベルな放射能が危険な液体状態にある!
*ガラス固化が出来ず詰っていた時にも、せん断をし続けていた。
C ガラス固化体の貯蔵場所
・現在(2008.8)60本のガラス固化体が作られた。
しかし、はじめはガラスの割合が高い。
⇒実質の廃液処理としては30本分で、予定以上のガラス固化体を作っている。
・今後建設する予定建屋も含めて8235本分の容量が六ヶ所再処理工場敷地内にある。
・本格操業すると年に1000本のガラス固化体製造となる⇒約8年分の貯蔵
*安全協定ではこの貯蔵所に何年置くかが決められていない。
またここから運び出して地下処分する場所の見込みが全くない
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