ブリティッシュ・レーシング・モータース(British Racing Motors,BRM)

 1945年に、技術者のレイモンド・メイズとピーター・バーソンにより創設され、1951年から1977年までF1に参戦していたコンストラクター&エンジンサプライヤーである。 
 1959年の第3戦オランダGPでヨアキム・ボニエが初優勝を果し、1961年から施行された1,500ccエンジン規定の初期はコヴェントリー・クライマックスからエンジン供給を受けていた。

チーム名は主にオーウェン・レーシング・オーガニゼーション(Owen Racing Organisation)として活動していた。

 1962年にはグラハム・ヒルがBRM唯一のドライバーズチャンピオンとなり、コンストラクターズチャンピオンも取得する。その時のマシンは“P56”であった。
今井科学がリリースしたBRM F1は、このP56をモデルにしたものだと思われる。

 余談だが、以前の特集にBRM特集記事を掲載していたので興味あればご覧頂きたい。The BRM F1
 

さて、T.S氏流レストア記をご覧ください。

 わが家に到着のジャンクなこのBRM。
写真のように部品はなにもない状態でレストア開始。 ない部品は手持ちの何かでなんとかするのがいつものやり方です。

 カラーリングは、実車にはなさそうな箱絵の白のBRMにしようかと。
箱絵はもちろん、実車の写真を参考に作り始めました。

 今井科学の2分割のボディーとその中に収まるシャーシーも(今井のほかのF1にも言えますが)最初は「なんだかなあ?」と思っていましたが、良く見ると結構これが「おもちゃっぽく」て良いです。
 


 
 
デカールの選定(上の画像)

 手持ちの古めのデカールから合いそうなものをチョイス。いつものように実車は存在しませんが、これはこれでよしとします。
 

 上の画像で、ポルシェに乗っていたフィギュアを乗せるために座席部分を加工。 塗装後のボディーと合わせてみます。
そして、このドライバーを多少パテ盛りし整形し、ペイントします。

 エグゾーストパイプは真鍮パイプを少しづつ長さを変えカットし曲げます。(上の画像)
少し長かったかなあ?ってぐらいが丁度いい感じです。
 ボディーにアルミテープを貼り接着剤で合計8本付けます。
 



 
ウィンドーシールドの作成 

 まずはレジンで型を起こし、生まれて初めてのバキュームフォームに挑戦するも結果は・・・・。
結局、ウィンドーシールドはポルシェF1のようにU字に切った塩ビシートを貼り付けることにしました。
そして、これまたポルシェと同様にロールバーとストッパーで抑えたうえ接着します。(上の画像)
 
 そして、手持ちのデカールを貼りこんでいったらこうなったという感じです。

 BRMの完成です!
 




GO TO TOP

GO TO TOP PAGE

(C) Photographs and textreport by T.S.

Special thanks : Dr.K