2) いつもの様に、0.3mmのプラ板で下打ちし、その上に形を合わせた1mmのプラ板を張りつけ、隙間はパテで埋めて処理する。(写真 5)


(写真 5)
3) 欠損部分の構築と同時にボディーの外観の手直しも行う。数少ない23の写真を見ても、どうもレベルの23は、ヒップが重たい気がする。
16番のフォルマーの車もスッキリしたヒップなので、少し贅肉を切り取ることにする。(写真 6)


(写真 6)
4) パテがすっかり乾くのを待って表面処理(面だし)をするが、私は、スロットの場合にはなるべくパテを使わず、プラ板の積層張りで面を作る様にしている。パテでの面作りは楽なのだが、走らせて当たった時は、直ぐに割れて取れ易い欠点があからだ。 パテは引けもあるし、あくまで隙間処理ぐらいにしか使わない。(写真 7)
5) ボディーの大体の形が決まったら、リアのホイルアーチを、写真を見ながら、自分の感性で作っていく。
ホイル・アーチは内側にプラバンのオーバー・フェンダーを接着しなければならないので幾分大きめに削ってみた。その後、プラ板のフェンダーを接着し、トリム部分に接着強度を増す為に1mmのプラ棒を回しておく。(写真 8)

(写真 8)
6) 再度、パテ盛りし削り出し、ボディー全体の形を整える。
7) この車にはウインド・スクリーンが付いていなかったので手持ちの23のスクリーンから簡易ヒートプレスで塩ビのスクリーンを製作する。
8) この車はポルシェのフラット4の空冷エンジンを積む為、ダンドラのキャブと空冷ファンのケース等をフジミの365から拝借する。
9) ボディーのリア・カウルにファンネル部とファンのケース部分が露出するのでその部分をリュ―ターで開口する。
10) フジミの356から調達したファン・カバーをボディーに取りつける為にプラ板から箱を自作する。
11) 大体形に成りかけたボディーを、簡単に組んでバランスを見たところ。

(以下製作記は次号に続きます。お楽しみに!!)

 

GO TO THE HISTORY OF GEORGE FOLLMER
ジョージ・フォルマー ミニ ヒストリーへ続く


GO TO TOP

GO TO MENU

(C) Photographs, text reports by Dr.K.