2、中央部 (The Center of body) 
 ・サイドシル下部が段付きに成っているが、実車は段付きでは無い。
  ⇒0.5mmのプラ板を丸めて貼り付け、段付き修正。
 


 ・ドア等のスジボリが凸形状でラインもデタラメ。
  ⇒フロントウインドの丸形状を厚紙に写し4mm半径を大きいケガキゲージを作り
フロントカウルのスジボリ及びカウルサイドの左右ロックレバー部の開口追加。
   
 ドアラインは前側が特殊なラインで難しいが、画像を参考に鉛筆で
ケガキ線を入れて、フリーハンドで少しずつラインをスジボリ 。
  
ドア後部やリアバルクヘッドとリアカウルのラインは、凸ラインをガイドにスジボリ。  

 ・燃料給油口が右側しか無い実車は左右2か所、位置も異なる。
  ⇒フロントカウル右の給油口を塞ぎ、バルクヘッド前左右に6φの穴を開け
プラ板で5φ丸の給油口蓋を作る。ヒンジは内側とする。
 

 
 ・フロントウインドガラスが異常に丸く膨らみ形状である。
  ⇒ウインドのヒートプレスは自信が無いので、出来るだけ外面の上から下方向に
向けて削り込み、割れるギリギリで止めてコンパウンドで磨く。
  内側はウネリが酷いが、2000番のペーパを軽く掛けてコンパウンドで磨く。
 

 
 ・ドアガラスがボデーと合い不良及びスライドガラスが表現されていない。
又表面ウネリが酷い。
  ⇒フロントウインドと切り離して、表面磨き込み及びボデー開口部と合わせ込み。
スライドガラス部の再現の為、開口して内側にスライドガラスを後付け。
 
 3、リアカウル回り(Around the rear cowl)
 
・左冷却空気取り入れ口からリアカウル上面に掛けてのラインがクビレている。
  左右リアフェンダーの峰部が少し高すぎて、ホイールセンターからずれが見える。
 ⇒凹み部にパテ盛り及びリアフェンダー上部後面を少し削り込み、
全体になだらかなラインにする。
 

 
 ・リアホイールアーチ大き過ぎ。
 ⇒リアホイールアーチ中央部から後部に掛けて、3mm程
プラ板を丸く接着しアーチ後部側を寸法詰め整形する。

 ・リアフェンダー下端部が外側へ、反り形状。実車は内側へ丸くなっている。
  
 ⇒ボデー後端部を約3oカットし、タミヤのカレラ6のボデー
後端部を幅詰めして接着し、パテ修正合わせ込み。



 ・エンジン熱気抜きは平面的で形状も異なる。
  ⇒カットしたリアエンド部から、熱気抜き部を切り出して、
実車写真を参考に、ひたすらケガキ針等で削り込み
ルーバ部を貫通及び外郭形状を丸くする。
  ボデーのリアエンド部を熱気抜き外形に合わせてくり抜く。
裏に脱落防止のリブ追加。
 
 
 
4、運転席回り(Cockpit)
  R380Uは以外と運転席廻りの画像資料が有るので、適当にスクラッチした。
 

 
 ⇒インパネ
  中央部にタコメータ、左側に4連メータ(水温、油温、アンメータ、ボルトメータ)、
  右側運転席前に3個のパイロットランプ及び右端に何か不明な縦溝(適当にバー追加)
  
  右サイド側に、スイッチパネル、トグルS/Wが上4か所と下2か所パイロットランプが
  中央部に3か所と適当に作成
 (トグルS/Wは0.5mmの針金を押しつぶしS/W形状として差し込み)
 (パイロットランプは虫ピン頭部を着色して差し込み)

  左サイド側に、スピードメータと黒いリレーと思われる四角い形状の物再現
  (水を嫌う電装部品?)
 
⇒運転席後部バルクヘッド&シート&床面
  床面は、左右サイドシル部をボデー下面と面一にして、
中央部をタミヤのB型シャシーを組み込む為、40mm幅で2mm嵩上げ。

⇒左右シート
  有井のチャパラルやポルシェ904のジャンクシート部2台分を切り出して
  バケットシートをパテ盛り削り等で作成。4か所ボルト止め部も穴あけにて
  再現、ショルダー部のシートベルト通し部も再現。
⇒後部バルクヘッドボデー内面のバルクヘッド部の形状を、プラ板を
切り出し内面に合う様に削り合わせて、床面と直角に接着。
  
  バルクヘッドのガラス部再現、運転席側は縦ルーバ形状透かし、
助手席側は全面ガラスとした。
  
  シート背面側のバルクヘッドが、ガラス部直下から斜めに成っているので、
  シート背面角度に合わせてプラ板を、ガラス部手前狙いで接着。
  (シートと背面板を両面テープで仮付けして位置合わせ)

  左右サイドシル側は、プラ板を3角形に形状合わせて接着。
  右側は消火器が取り付く。

  シートベルトショルダー部のアンカー部を左右シートに合わせて長方形の穴を
  開口する。裏に1mmの丸棒を接着(シートベルトアンカーとする)
 
 
 ⇒シフトレバー&パーキングレバー
 左右シートの間に、シフトレバーとパーキングレバー?を再現。
 (前年のR380はステッキタイプのパーキングレバーと思いますが。)

⇒ドライバー(国さん)
 ジャンクのドライバー本体(胴体のみ)に、腕と頭部をスクラッチ。

 頭部はCOXタイプを検討したが、アンバランスでフルフェイスタイプの
 頭部の大きさが適当と思われたので、鼻下部からあごを削り出し。

 ヘルメットはレスレストンタイプと思われるので少し浅く丸くした。
 ツバを追加して、シルバーに赤縁白ストライプとした。
 (少しストライプが太くなっているがそのままとします。)

 シートベルトは画像では白く見えるが、モデル映えの為黒とする。

 国さんには失礼な出来で申し訳有りません。
 

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