もう1つの大きなテーマであります「Tetsu Ikuzawa 第4回日本グランプリ優勝50周年記念」も数多くの力作を揃えることが出来ました。 野上 稔氏、須藤 武彦氏、横川 秀行氏、相原 修氏、花田 基氏、そして“世田谷模型車庫のM氏”ありがとうございました。
 

TOP : 1968 Nurburgring 500Kms race class winner, it's "Honda S800"with Tetsu Ikuzawa.

TOP : Tetsu Ikuzawa and Porsche 917K gots a 2nd place in 71'Fuji Masters250Kms race.

TOP : 73' Sigma GC73 in 1973 Fuji 300Kms race.
(C) Built and photographs by Hideyuki Yokokawa.

TOP : 1/16scale "Porsche906"and 1/10 67'monkey with Tetsu.
The 906 built by Minoru Nogami.
Tetsu-san built by Bontaro.

 
 今回の展示に関しては主に1960年代中盤から後半にかけてヨーロッパおよび日本で乗られたマシンを中心に展示させていただきました。 よって富士グランチャンピオンでの“GRD S74”はあえて展示はしていません。
やはり Tetsu Ikuzawa が一番輝いていたのは日本でグランチャンに専念する前までではないでしょうか。 各スケールでの“ポルシェ カレラ6”は圧巻です。 そして、イギリスを中心にヨーロッパで活躍した F-3、F-2 時代も忘れられません。 毎月オートスポーツ誌に掲載される手記を楽しみに発売日を楽しみにしていた中学生時代が懐かしいです。
 

 上の写真の中央にはあの“30度バンク”(20度ぐらいになってしまいましたが・・・)を置き、須藤氏の1/32スケールのTetsu作品Porsche906, 910, 917K, Prince Skyline S54Bが勢ぞろい。 そして“NissanR380II スピード記録車”が豪華に揃い踏み。
1/24スケールのPorsche 906 と S54Bは世田谷模型車庫のM氏の作品。 そして、1/24スケールのブラウン・ベア・スペシャルは野上氏の作品。 また、1/24スケールのLotus 69 71年日本グランプリ仕様は 花田氏からお借りしたものでありました。
 



TOP : 70' Lotus 69 FVA with Tetsu Ikuzawa in 1970 Hockenheimring Memorial Trophy.
He gots the 2nd place.
This is a 1/43 scale Lotus 69 model.
(C) Built and photographs by Osamu Aihara.

 上の画像は 相原 修 氏の力作であります“フォードトランジット・トランスポーター”を1/43スケールで再現したものです。 もちろん市販されている商品などはなく、フォード・トランジットバンの頭の部分のみ使用しトラック部分はオールスクラッチという壮絶な作品であります。 そして、1970年ホッケンハイム・ジム・クラークトロフィーで見事総合2位に入った“Lotus 69”も1/43スケールで再現。 この辺りのアイテムがやはり脳裏に刻み込んでいるTetsuの個人的なイメージでありますが皆さんはどうでしょうか?!

 その他、1968年、初めてワークス・ポルシェの一員としてワトキンスグレン6時間レースに参加し6位入賞した時の“ポルシェ908クーペ” と1971年富士グランチャン マスターズ250Kmレースで2位となった時のパイパー爺よりレンタルした“ポルシェ917K”、そして、1967年イギリスF3選手権に挑戦した時の愛車“ブラバムF3”であります。
 

 今から2年前に小倉氏より「くるま村の少年たち」宛てにメールを頂いたのがきっかけでメールでのやり取りをさせて頂いていましたが、今回 Tetsuさんの日本グランプリ優勝50周年記念ということで、なんとか小倉さんにご協力頂けないかとご相談したところ、快くホビーフォーラムでの写真展示を承諾して頂き今回モデルカーと当時の伝説の写真とのジョイント展示が実現した次第です。 この場を借りてお礼申し上げたいと思います。
 色々当時のお話を伺っているとなんと「1966年日本インディ」や「日本カンナム」などの秘蔵写真なども撮影されていて近々「小倉 洋 伝説となった写真たち」を特別企画としてHP上に紹介させて頂く予定です。

まず簡単な小倉氏のプロフィールをお聞きしましたのでご紹介したいと思います。

 小倉 洋 氏が写真を撮り始めたのは1966年に完成したばかりの富士スピードウェイで開催された“第3回日本グランプリ”が最初だった。 その後三栄書房主催の1967年日本グランプリフォトコンテストで推薦(優勝)となり1970年代初頭まで「1966年日本インディ」「第4回日本グランプリ」「第5回(68年)日本グランプリ」「日本カンナム」「JAFグランプリ」「69年日本グランプリ」などを撮影し続ける。

 職業としては、「VAN」ショップに勤務し、20年間販促やインテリアを担当する。その後独立し、デザイン事務所を30年間経営する。 浜松在住で現在72歳で仕事はセミリタイヤ中である。
 

 下の素晴らしいアングルの写真たちはほんの一部でありますが、あまり見たことのないアングルからの写真は迫力を感じずにはいられません。
 フォトコンテストでの優勝写真の下にはTetsuさんのサインがありました。 これは昨年袖ヶ浦でのヒストリックカーイベントにてTetsu氏本人よりサインを頂いたものということでした。
 


TOP : 1967 4th Japan GP winner "Tetsu Ikuzawa with Porsche906"
1967 MotorFan & Autosport magagine winning in a photo contest.
(C) Photograph by Hiroshi Ogura.
 
 TOP : Tetsu and his Porsche 910 in 1968 Japan GP.
 
TOP : Prince R380 with Tetsu Ikuzawa of the 3rd Japan GP in 1966.
 
TOP : Team Toyota "Minoru Kawai"and Toyota 7 in 1968 Nippon CanAm.
 (C) Photographs by Hiroshi Ogura.
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