平成20年に経営交代が判明した国内ゴルフ場は、本紙の調べで、89コース(注・年間で同じゴルフ場が複数回の経営交代を行った場合はその回ごとカウント、また法的整理等でスボンサーに内定するも計画案等が可決していないコースはカウントしない)となったことがわかった。
また、この他に母体や関係会社との合併・分離等で事業再編したゴルフ場は75コース(前年比30コース増、PGM系列の合併、オリックス系の新設分割等が中心)あり、経営交代を含めて164コースが経営体制を変更した。
経営交代の89コースに限定して分析すると、前年(19年)の131コースと比較して、42コース減(31・1%減)で、5年連続して100コースを超える交代に終止符を打った(12年21コース、13年88、14年63、15年167、16年144、17年170、18年127)。
営業形態別では、会員制79コース(前年111コース)、パプリック10コース(19コース)。都道府県別では29道府県(前年39都道府県)となった。最多は北海道の12コースで、これに栃木・群馬・岡山の7コースが続く。
経営交代の理由や原因は、経営見直しによるゴルフ事業の切り離しや、不良資産処理、ファンド系等の売買などに絡む”任意による経営交代”が53コース(前年72コース)と最も多く、率では59・6%(前年55・0%)と過半数を占めた。
|