マンモグラフィによる乳房検査Q&A

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マンモグラフィによる乳房検査

(1)マンモグラフィって何でしょうか?

乳房のX線撮影のことです。乳房は柔らかい組織でできているために、専用のレントゲン装置を使って撮影します。乳がんの精密検査の1つとして最近多く用いられるようになってきています。もちろん健診にも使われます。(参考資料1)

(2)マンモグラフィはどんなところが良いのでしょうか?

無症状で触ってわからない病変を発見することができます。専用装置を使ってより精密に撮影すれば早期の乳がんの発見には大いに役立ちます。(参考資料2)

(3)放射線被曝による危険はないのでしょうか?

X線検査ですので放射線による被爆がありますが、乳房だけの部分的なもので、骨髄などへの影響はなく、白血病などの発生はありません。1回の撮影で乳房が受ける(吸収する)放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線(宇宙線)の量のほぼ半分です。あるいは天気の良い日に公園のお砂場で数時間遊んでいるのと同じくらいです。どちらにしてもマンモグラフィ撮影に伴う危険はほとんど無いか、あっても極めて小さいと言えるでしょう。

(4)撮影後はどのくらいで写真ができるのでしょうか?

撮影後はすぐ現像し、4,5分で写真ができます。
診察でX線写真を見ながら説明を受けることができます。

(5)他の病院へ写真を持っていくことができますか?または、写真をもらうことができますか?

X線写真は患者さんにお貸しできます。他の病院での治療・診察にはいつでもお貸しいたします。
しかし、診療所ではX線写真を保管する義務がありますので、基本的には使用が終わりましたらご返却下さい。

(6)写真はどういう形で保管されているのですか?

写真はそのままのアナログフィルムの形で患者さんお一人づつ別々に保管されていますので、経過観察・検診などで前回撮影したフィルムと比較しながら診察を受けることができます。

(回答:川島久美子)




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