看護部
学会参加報告
参加学会名
第47回日本看護学会－看護管理―学術集会
参加者
金城 福恵
参加した感想
日本看護学会看護管理学術集会も第47回となったが、公的に参加させてもらえるのも摂津医誠会病院に来てからであり、このように他覚的な視点で管理について考えさせられる機会は大変有りがたく感じた。
看護師になって約30年という年月が流れ、師長としても15年以上の役割を担い、日々、種々雑多なことに煩悶し、解決の糸口を見つけるために模索し、七転八倒してきたことが、発表を受けながら走馬燈のように脳裏によぎった。
不器用にも無我夢中で責務をこなす中で、自己の管理感を築きあげてきたが、果たして自分は何を目指し、その思いが果たせただろうか？そして、残された時間をどのように行動することが大事なのかと考えさせられる時間となった。
管理者として、大切にしていることは、一番に患者の立場に立って物事を考える事、患者の発することができない言葉を考えて看護できる環境を築くこと。次に、スタッフにこの看護職を誇りに思い、看護することが好きであって欲しいことだ。そのためにも、看護することのやりがいや達成感を持たせていくことが重要であると考えていた。
職務満足での研究発表で、看護師の仕事満足に最も関与する要因は、上司の情的関与であると報告を受けた。
この報告を受けて、如何に人間力が未熟な私のスタッフの関わりは、自分本意であり、他者への影響を考える能力に欠けていることに反省するばかりである。こんな私が人の心を動かせる事は大変おこがましいことであり、それがどこまで影響もたらすのかは分からないが、自分の言動について注意を払い、タイミングを見極めて、情的関与の数を一つでも多くコンピテンシーして行きたいと思った。
看護師として、働きやすい職場、働いていて楽しくなるような職場になれるよう微力であるが努力して行きたいと考えた。
