まとめ

  何も薬を飲んでいなくても、何らかの異常を持って産まれてくる確率は全体の2〜3%あると言われ
ています。
薬だけではなくアルコールやタバコ、食品添加物、大気汚染などの因子も考えられます。

  ここでは、注意する薬の成分などを挙げましたが、これはほんの一部にしかすぎません。
また、動物実験で問題がなくても、妊婦で実験するわけにはいきませんから、絶対安全とも言えません。
かし、何らかの病気をお持ちの方は、赤ちゃんのためにも薬が必要です。
例えば、喘息発作が毎日起きるような重症でも、我慢するのが良いのかという問題です。
母親が息苦しかったら、おなかの赤ちゃんも息苦しいのです。酸素が欠乏している状態で一番影響を受やすいのが脳です。
さらに悪化すると、胎児死亡の危険も高まるのです。
この場合は、発作を鎮めることが優先されなければなりません。

また、催奇形作用のあるアスピリンも、自己免疫疾患による習慣性流産に効果があるので
使われますし、血栓傾向のある妊婦にも使われています。
「どちらの危険性が大きいか。」という問題になりますので、そのへんの判断は、医師に任せるしかありませんね。
  
 「妊娠に気付いた時が一番危険!」と言うことを覚えておいて下さい。
そして、使用する薬については、必ず主治医などに相談してからにしましょう。

不安をもつのは当然ですが、あまり神経質にならないで。

薬を使うことが、赤ちゃんのためにも必要な場合があります。
精神的にも肉体的にも健康を保つことが、おなかの赤ちゃんにも大切なことです。