水虫
【水虫って何?】
水虫は「皮膚糸気温状菌」(主に白癬菌(はくせんきん))というカビの一種(真菌)が皮膚などに感染するよって起こる病気です。冬場はおとなしくしていても、梅雨のじめじめした頃から夏にかけて活動を活発にします。
【白癬菌はどこにいるの?】
白癬菌は通常皮膚の一番外側の角質層に感染します。角質層は外からの有害なものから体を守るためにたいへん強固にできています。そのため薬が浸透しにくく、なかなか死滅しません。また、白癬菌はケラチナーゼという酵素を持っており、角質層のケラチンというたんぱく質を溶かして栄養とします。爪や毛にもケラチンは多く含まれており、白癬菌が寄生しやすいところです。
【何故かゆくなるの?】
ケラチナーゼや水虫菌の老廃物が角質層より内側の細胞を刺激するため。
【水虫の種類は?】
足白癬
趾間型(しかんがた)
足の指の間が赤くなり、皮が白くふやけ、むけて赤くただれたりします。悪化すると他の趾間や足の裏にまでひろがります。最も多いタイプで、かゆいことが多いです。
小水疱型(しょうすいほうがた)
足の裏(1番は土踏まず)側面、指、指の間などに小さな水疱ができ赤くなります。痛みを伴い、悪くなるのも治るのも早いです。2番目に多く、かゆいことが多いです。
角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)
足の裏から縁までの全体(特にかかと)が厚く、ざらざらになり皮がむけ、冬にひび割れやあかぎれになることもあります。まれなタイプ。かゆみはほとんどありません。
爪白癬