高尿酸血症(尿酸値が高い)
尿酸の代謝異常が原因で起こる全身性代謝異常です。尿酸が高い人は年々増え、しかも若年化傾向にあります。
始めは症状がなくても、いずれ痛風や尿路結石、動脈硬化にもつながると言われています。
尿酸とは
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プリン体(細胞の核に含まれる核酸の成分のひとつ)が体内で分解してできた最終代謝産物です。
血液中の老廃物といえるのです。
尿酸を作るのは主に肝臓ですが、
高尿酸血症とは
血液検査で調べた尿酸値が男女ともに
7mg/dl以上になると高尿酸血症と診断されます。 尿酸産生過剰型 体内で過剰に尿酸が作られてしまう。主に体内の尿酸合成が多過ぎたり,プリン体を多く含む食べ物のとり過ぎによる。 高尿酸血症の約20% |
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排泄低下型 腎臓から尿酸を排泄する力が弱くなっている状態。 約70% |
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混合型 尿酸産生過剰型と排泄低下型とを合わせたタイプ。 遺伝的に尿酸の排泄能力が低い人が、プリン体を多く含む食べ物や飲み物をとった時などに、血液中に増えた尿 酸を処理できなくなること。 |
また、この3タイプ以外にも約10%の人は、ほかの病気や服用している薬が原因で、二次的に血液中の尿酸が高くなったケースです。